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襄樊籠城戦!
『続三国志』に「襄陽大砲」という語が出た際におそらくここが由来だろうと思い、ちらっと調べました。史天沢増量の方向でよろしくお願いいたします(嘆願)
執筆が大変とは思いますが、開版を楽しみにお待ちしております。
南北朝末期では西魏の王思政&韋孝寛が東魏の高歓を凌ぎきる玉壁籠城戦が地味に重要だったりしますので、籠城について調べてみたことがあります。
その際に楽しかった資料2種をご参考までに。
新編諸子集成の岑仲勉『墨子城守各篇簡注』は古代の籠城を知るには便利です。断簡はありますが、何しろ貴重なマニュアルですから。
城の構造や図面なら川勝守『中国城郭都市社会史研究』(汲古書院)は明代の遺構の調査ですが、図版が豊富で妄想が捗ります。それに、明清代になりますが都市の管理や治安維持など見えにくい部分に関する論文が多く、籠城戦の際の民衆を想像する燃料に使えます。
論文も読んでみると面白いんですよねえ。
作者からの返信
あの時代のモンゴルには、クビライを筆頭に、史天沢やアフマドやアリハイヤなど、個性豊かな「食えないおっさん」たちが揃っているので、見ていて飽きません。
南北朝時代の韋孝寛、5章11月17日の記事(現時点では未公開)に出てきます。
つい最近、調べたところだったので、ナイスタイミングに驚きました。
資料のご紹介、ありがとうございます!
墨子もミステリアスな存在でもあり、惹かれますよね。ご紹介いただいた本、チェックしておきます。
墨子といえば、小説ですが、酒見賢一『墨攻』も面白かったです。
『中国城郭都市~』は大学時代に見たことがありますが、考古学と文献史学の合わせ技の研究はすごくワクワクしますね。ヴィジュアル資料はやっぱりかなりありがたいですし。
私が中国の城郭に興味を惹かれたのは、愛宕元《おたぎ・はじめ》先生の講義がきっかけです。
文献史学、考古学、建築学それぞれの成果はもちろん、中華世界の文化や風俗や伝統、中国の地理やつい最近の旅行記録まで交えて、本当に立体的に東洋史の姿を描いてみせる──という愛宕先生の講義は、高校までの授業とはまったく違うものでした。
在学中、追っかけのごとく愛宕先生の講義をすべて受講していました。ものすごく気合いを入れて取ったノートも、なかなか有効な資料になっています。お見せしたい!
『守城のタクティクス』を読んで、もう一年が経つんですなぁ。
あれは本当に面白かった。
この一年、あれ以上に面白い作品に出逢っていないです。
作者からの返信
お久しぶりです!
ありがとうございます!!
1年になるんですね。
いろいろ、てんこ盛りな日々が続いているので、1年前が遠い昔のようにも感じられます。
ご自愛くださいね。