シリーズ全作を拝読しました。
メインキャラクターは、セラピストの雪ノ下密と小学5年生の津雲つぼみ。
雪ノ下さんは実は○○で異界の住人であり、つぼみさんは人間でありながら異界の扉を開けてしまう特異体質の持ち主です。
雪ノ下さんのセラピールームには息を呑むほど美しい夕焼けの絵が飾られているというのも粋ですし、つぼみさんの特技がテコンドーというのも楽しい。もちろんコメディなので笑いもいっぱいです。
さらに物語に欠かせないのが、「モフモフ」たちと食べ物!
Ⅰの「モフモフ」はカピバラで、「食べ物」はパンなのですが(ハシビロコウとラーメンも登場しますが、こちらがメインになるのはⅡ)、のんびりおっとりしたカピバラの何と可愛らしく、彼らが丹精こめてこしらえたパンの何と美味しそうなことでしょう!
とにかく、キャラクター設定であれ、動物たちや食べ物や風景の描写であれ、ひとつひとつがこれ以上ないというほどピタリと嵌まっている感じがするのです。
プロフィールによると作者様の「心の故郷は児童書」とのことですが、たくさんの児童書の名作を読まれ、ご自身の糧となさってきたからこそできる神業だと思います。
疲れたとき、落ちこんだとき、イライラしたとき、皆様にもこの扉を開けてみてほしい。心がやさしく包みこまれ、読むまえよりも楽に息ができるようになるのを感じるはずですから。
そしてきっと、4つの扉(番外編も含めれば5つ)の扉全てを開けずにはいられなくなることでしょう。
短編現代ファンタジー小説です。
異界への扉を開けることが出来る少女。彼女の相談役(セラピスト)視点で物語は進行していきます。
展開が小気味良いほどリズミカルで、一気に読んでしまうでしょう。
登場するキャラ達は魅力的で可愛く癒されます。
モフモフコメディとタイトルに書いてある通りでした。
行動や言葉が兎に角、楽しく面白く描かれていて癒されます。
また、食べ物も美味しそうに描かれていて、軽い飯テロ案件になり兼ねません。
空腹時の読書にはご注意下さい。
読後のフワっとした不思議な感覚は、読んでいる最中の癒され感とは違う面白さが詰まっています。
世間の忙しさに削られた心を、本作でセラピーしてみては如何でしょうか?
作者様の終わらないエンドロールシリーズの第6弾!
シリーズといっても、物語はそれぞれ独立しているので、気になるものから気軽に読めます。
このシリーズに共通して言えるのが、毎回キュートで優しい動物たちが登場します。(しかもしゃべるっ!)
そして今回の「夕焼けセラピー」も、とても面白く、おすすめです♪
今回はカピバラさんほか多数が登場しています。
動物たちの性格もそれぞれ個性的で、個人的には「待ってえー 待ってえー」と追いかけてくるカピバラさん、それからあるお店をやっているハシビロコウ大将が好きです。
みんなかわいすぎっ♪
登場する動物たちは、それぞれの動物らしさが表現されており、その動物に似合った話し方をしています。
また、主人公のつぼみちゃんはある「扉」を開けることのできる能力があるのですが、この扉をめぐっての少女の冒険物語が、ジブリ作品のような雰囲気を感じさせます。
純粋な少女とキュートな動物たちに出会える素敵な物語です♪