短編現代ファンタジー小説です。
異界への扉を開けることが出来る少女。彼女の相談役(セラピスト)視点で物語は進行していきます。
展開が小気味良いほどリズミカルで、一気に読んでしまうでしょう。
登場するキャラ達は魅力的で可愛く癒されます。
モフモフコメディとタイトルに書いてある通りでした。
行動や言葉が兎に角、楽しく面白く描かれていて癒されます。
また、食べ物も美味しそうに描かれていて、軽い飯テロ案件になり兼ねません。
空腹時の読書にはご注意下さい。
読後のフワっとした不思議な感覚は、読んでいる最中の癒され感とは違う面白さが詰まっています。
世間の忙しさに削られた心を、本作でセラピーしてみては如何でしょうか?
作者様の終わらないエンドロールシリーズの第6弾!
シリーズといっても、物語はそれぞれ独立しているので、気になるものから気軽に読めます。
このシリーズに共通して言えるのが、毎回キュートで優しい動物たちが登場します。(しかもしゃべるっ!)
そして今回の「夕焼けセラピー」も、とても面白く、おすすめです♪
今回はカピバラさんほか多数が登場しています。
動物たちの性格もそれぞれ個性的で、個人的には「待ってえー 待ってえー」と追いかけてくるカピバラさん、それからあるお店をやっているハシビロコウ大将が好きです。
みんなかわいすぎっ♪
登場する動物たちは、それぞれの動物らしさが表現されており、その動物に似合った話し方をしています。
また、主人公のつぼみちゃんはある「扉」を開けることのできる能力があるのですが、この扉をめぐっての少女の冒険物語が、ジブリ作品のような雰囲気を感じさせます。
純粋な少女とキュートな動物たちに出会える素敵な物語です♪