これから「東大」の話をしよう

作者 穂実田 凪

51

18人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

小説の中で頭のいいキャラや官僚キャラを出すときに、肩書を東大卒にしたくなることってありますよね。

そういうとき、よりリアルにそのキャラの背景を考えるのに役立つエッセイです。
職場や友人に東大卒の方がいても、今更聞けないよな……っていうような豆知識が満載。

作中の、入学式のシーンは正直羨ましかったです。私は受験を頑張らなかった結果、不本意な学校に入学することになり、入学式の日は「くそっ、なんでこんなところにいるんだよ。絶対仮面浪人してやる」と大学も自分自身も呪っていたので(笑)
私みたいにならないように、受験生の人たちは頑張って勉強してくださいね。

★★★ Excellent!!!

東大生という肩書を振りかざして喜ぶ人はごく少数派で、
たいていは少し気恥ずかしげに「一応東大」と口にする。

東大のことをフツーに話題に上げるのは自慢じゃなくて、
東大生だらけの中で過ごす彼らにとってはただの日常だから。

「どんな研究をしているんですか?/していたんですか?」

これ、すごく嬉しい質問でしょう。
大学時代に何かにハマっていた人にとって。

秀才や天才を作品の中に描いている人は一読してみては?
ソフトな語り口で親しみやすく、少し笑えるエッセイです。

★★★ Excellent!!!

東京大学!というと、なんだか別世界、自分たちとは違う人種が通っている、みたいなイメージがあったのですが、こうして拝読していると「こういう文化・システムをもった一大学」というイメージが改めて作られていくので、とても面白いです。
現代ものを書いていて、ものすごく頭のいいキャラが出てくると、安直に東大へ行かせようとするタイプの物書きとしては、とても勉強になります……。

★★★ Excellent!!!

「東大」って言われたら、なんだかすごい気がするけど、いや実際すごいんだろうけど、こうやって中の人の話を聞くと、意外と普通なんだって思う。
大学の近くで学生にお金をせびるお婆さんとか、「ウチにもいるいる!」って、変なところで共感できる。


素朴な疑問なんだけど、東大の人ってなんでいつも「一応」って枕詞をつけるんだろう・・・。