手書きの詩

@minato_hotaru

第1話

この世界にある美しいものに

アクセスをする人がたくさんいて

斜線が増える度に僕は死んで

言葉に羽根を与えられず眠る


ノートを巡れば宇宙が広がり

昨日の続きの今日を生きるため

何度も蘇ることが出来る

強い心に生まれて良かった


時計の動く音は苦手だった

誰かに舌打ちされているような

警告の音に聞こえるからだ


僕の細胞の端から端へ

詩人という血が流れてきたよ

抱き締めたらきっと熱いぜ

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