あとがき

 本作品を読んでくださり、ありがとうございます。

 僕自身としては、初のミステリー作品となります。書き始めた当初は、最後まで書ききることが出来るのか、不安なことばかりでした。ですが全て書き終わってみると「大変だったけど、楽しかった」という想いでいっぱいでした。

 さて本作品では、個性豊かなキャラクターが多く登場しました。主要キャラは本筋に沿った形でサイドストーリーを書かせていただきました。

 この世界は、一見ただの異空間に見えますが、良く読んでいると、私たちの生きている現世に非常によく似たものがあります。

 世の中は理不尽なことだらけです。新人が偉そうな口を叩くな、などの暴言だって後を絶えません。それにいくら理不尽なことがあっても、それに立ち向かう強さ。近代の若者は「これが上限だから、ここまでやっておこう」なんてことを言います。ですがそれではいけないと思います。その上限こそを「理不尽だ」と思わなければならないのです。

 自分の限界を、人の限界ラインを勝手に決めるなと言いたいところです。

 既にあるものの中で、創られた世界で満足するのではなく、先の見えないような暗い道を歩んでみる強さが必要なのです。そこで頑張れた者は、他の誰もが見たこともないような世界を創り出せる。そういった人間が近代で重要視されていると、僕は考えています。

 決められた答えじゃなくて、違った視線から答えを見つめてみる。

 それが新しい世の中を創っていける人間になるのだと思います。

 人生は一度きり。だから今を精一杯生きてみる。

 そうやって生きていきたいです。


 この冊子はΣの授業で行った製本の授業で作られた本になります。

 授業もそうですが、創作でお世話になった国語科の先生にこの冊子をお渡しします。

 時に授業の用意を忘れたり、用意を忘れたりして申し訳ございませんでした。

 大学に進学してから、この道を進んでいきます。何か進展があった時は報告しに行きます。

 それではあとがきは以上になります。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

見えない世界に咲きし一輪の花 霧島 菜月 @yuto1217

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ