第10話 護衛はつらいよ③
さぁそれはさておき時間も余りないから魔法の練習をはじめるとしよう
アリスの話によると初級の魔法は全て使えるらしい
なので初級魔法を無詠唱で出来る様に練習しよう
「さて、それじゃぁ練習を始めようか」
「よろしくお願いします」
「じゃあまずは
「はいわかりました」
「炎よ我が手に集いて敵を焼き払え
そう、この日本人なら厨二病と言われかねない詠唱こそがこちらの世界では当たり前とされてきた魔法だが実際には
なのでアリスには無詠唱で魔法が使えるお手本になってもらう事にしよう
「さぁそれじゃぁ俺が今から無詠唱で
そう言うと俺はすぐ手のひらを前に突き出し
たすると手のひらの前に火の玉が出来上がる
「今のが詠唱の前半、炎よ我が手に集いての部分な」
「自分の手元に火が集まって火の玉が出来る様子を
前半部分の説明が終わると次に手のひらを前に押し出してやると火の玉が勢いよく飛び出して地面に当たった瞬間にボワッと炎が上がった
「今のは後半の詠唱、敵を焼き払え」
「敵に火の玉が当たって燃える様子を
「じゃあアリスもやってみようか的はあそこにある岩にしよう」
「はい頑張ります」
そう言うとアリスは手を前に出し目をつぶり集中し始めた
しばらくすると手のひらの前に火の玉が出来上がる
「おぉ!出来てるぞアリスそのまま的に向かって火の玉を飛ばすんだ」
「はい」
アリスが手を前に突き出すと火の玉は的の岩に向かって飛んでいった
「凄いじゃないかアリスこれなら他の魔法もすぐに無詠唱で出来る様になるぞ」
そう言いながらアリスの頭を撫でてやるとアリスは嬉しそうに微笑んだ
「はい頑張ります」
「今日はもう暗くなって来たし練習はここまでにしとこう皆が心配するといけないしな」
「はいありがとうございました」
お礼を言うとアリスは領主の屋敷へと小走りで戻っていった
しかしあんなに早く無詠唱を出来る様になるとはアリスの成長が少し楽しみになってきたな
さて俺もそろそろ屋敷に入るとしようか
屋敷に入るとメイドがやって来て部屋まで案内してくれた
メイドの話だとしばらくしたら食事会が始まるとの事だった食事会が始まる頃にまた呼びに来てくれるそうだからそれまではゆっくりするとしよう
ベッドに横たわりしばらくゴロゴロしていると部屋の扉を叩く音がした
「失礼致します、お食事会が始まりますので」
「はいわかりました」
そう言うとメイドの後について食堂へと向かった
異世界チートに飽きたからしばらく異世界ニートになる 小鳥遊 紫炎 @sien-takanasi
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