感想(最終更新順)

 感想を書くにあたり、「いち読者としての感想」と「企画主催者としての感想」の二段構成となっております。

「いち読者としての感想」は、☆レビュー文に載せるつもりで書いたものですが(実は全作☆レビューを付けようと思っていたんです)、これも散々悩んだんですが☆を付けるのは選んだ5作のみとさせて頂きました。


※感想には多くのネタバレが含まれる為、まだ作品を読んでいないという方は一度目を通して頂けるととても嬉しく思います。


 ◇


・自主企画「1シーン連想」コン、最速目指して / かんらくらんか さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883868701


 ホラー風味でありながら何か考えさせられる後味。

 全体を通してどこか夢の中を覗いているような雰囲気が漂っていて、最後のくだりでは、頭の中の映像がまるでグニャリグニャリと歪むような錯覚を覚えます。

 読後もその感覚が残滓となって残り、何だか考えてしまう。そんな作品。


 もう一つ特筆すべきなのは、その投稿速度。

 様々なコンテスト、自主企画が開催されていますが、投稿の早さってあまりフィーチャーされないんですよね。けれども創作活動をするにあたって、早いってのはとっても大事です。

 なのでこの企画ではその投稿速度に注目して、賛辞を贈りたいと思います。


 ◇


・自主企画「1シーン連想」コン 文字数少なめ / NEO さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883869224


 ファンタジーの幕開け。

 軽快なイワオとタケミの掛け合いが楽しい雰囲気を作り、ホムンクルス、魔法といったワードが読者をファンタジーの世界に誘います。

 壮大な物語の一幕といった構成で、続編を期待してしまうお話でした。


 題材の「岩」を筋トレの道具に使った展開に思わずニヤリ。

 舞台を異世界にし、「小人」をホムンクルスとして違和感なく登場させたのも良いですね。題材を真っ向から受け止めてそのまま料理する。

 企画の見本になる素敵な作品でした。


 ◇


・とある元悪役の肖像 / 結城藍人 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883869794


 特定の世代にクリティカルヒットな内容。思わず懐かしさで胸が震えました。

 昔のライバルが遠いところにいってしまった現在。イワオの、

「どんなにドジでグズでマヌケでも、諦めないで頑張れば世界最強にだってなれる、そういう夢を抱かせてくれたのは、他ならぬあいつなんだわいな」

 という言葉に、胸を打たれました。


 イワオを巨大化できる人物に設定する事で、人間を小人にしてしまうという、お題を上手く捻って物語を仕上げたところにも注目したいですね。

 もし各作者様に賞を付与する形式だったなら、間違いなく筋(肉)賞でした。


 ◇


・苦行 / 水円 岳 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883870230


 タイトル通り、岩を持ち上げる苦行を強いられているイワオ。その正体はなんと……!

 まさかの神話展開に思わずホッホーと唸ってしまいました。シジフォスの岩、エリニウス、ゼウス。神話好きとしてはたまらないワードが飛び出して、ホックホクです。


 まさかまさか、このお題から神話を絡めてくるとは全然予想していませんでした。

 肉体より精神への負荷の方がより苛烈であろうと、シジフォスに岩を持ち上げ続けさせるゼウス。内容も神話っぽくて、ゼウスならやりかねんなあ、となんだか納得してしまいました。

 同じお題なのに、紡がれる物語は全く違う。企画の可能性をしみじみと感じる作品でした。


 ◇


・高天原中学オカルト部 謎のリリパット王国を求めて! / フジムラ さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883871208


 設定が光る作品。オカルト部(非公式)やお爺さんのノート、天然系の少女等、物語に深みがあってついつい続編を期待してしまいます。

 少女がとても可愛く表現されていて癒やされました。天然系の少女に振り回される主人公、という構図はなんだかワクワクしてしまいますね。


 オカルト部が小人の謎に迫るという展開で、小人にコロボックルやリリパットという設定を加えた事に注目です。小人の名称が出て来る事で、よりオカルトっぽい雰囲気が増していて、上手く世界観を作り上げているなあ、と感じました。さりげなくスカイフィッシュや、つちのこを出している点もワクワク感が刺激されて良いですね。

 「高天原中学オカルト部」というのも音の響きが良くて好きです。


 ◇


・イワオと小人と一つの願い / 木林藤二 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883871502


 コメディタッチで茄子とカレーの危険な関係性を説く異色の作品。もし、突然小人に願いを叶えてあげると言われたら……。信じられなくてどうでも良い願い(いや、本人にとっては切実か)を口走ってしまう気持ちもなんだか納得です。

 ちなみに茄子をカレーに入れる時は、そのまま煮込む(茹でる)のではなくおき、カレーが出来上がる直前に他の具材と合わせると美味しく仕上がります。

 おかんの作るマズ飯への悲哀。とても共感できました。実は我が家も……。


 序盤で唐突にイワオが「俺イワオって名前してるくらいだし、どのくらい 持ち上げられていられるか試したいんだ!」と岩を持ち上げている理由をズバリと言い切っていて笑ってしまいました。

 その言い切りも、コメディでまとめられた作風にマッチしていてなんとも爽やかな心地になりました。

 凝り固まった頭をほぐす良い塩梅のコメディで、とても癒やされました。

 

 ◇


・イワオと小人、そしてタケミ。 / かたまり さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883871596


 応援コメントの方にもチラリと書いたのですが、タケミの想いを敢えて語らぬ事で読者に答えを投げかけるってのがとても印象的な作品でした。

 狂った人間は自分が狂っている事に気付いていない。なんだか薄ら寒い恐怖が漂っていて、背筋をそっと撫でるような読後感を味あわせてくれました。


 実は企画のお題を考えた時に、こういう展開(小人を殺し狂気を纏う展開)もあるだろうなと内心期待していたんですが、まさに期待に応えてくれた展開で嬉しくなりました。サイコホラーな感じ、好きなんです。

 上に書いた読後感のせいか、

「再度静寂に包まれた空き地で、二つの死体が悲しく倒れていた」

 という最後の一文にスーッと体を通り抜ける冷たい風のような感触がしました。


 ◇


・trap / 達海ゆう さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883872674


 欲深のトラブルメイカー、それでもなんだか憎めないタケミとそれに振り回されるイワオ。二人の掛け合いが面白いです。

 小人の、邪な者へのトラップというのがなんとも凶悪で良い味を出していました。追っかけてくる巨大な岩。作中のタケミが言うように、イワオじゃなかったら悲惨な結果になっていたでしょうね。

 凶悪トラップが出てきますが、全体としてはとてもポップな印象に感じて楽しかったです。


 初投稿で企画作品を書いてくれた事にまず感謝!

 執筆への第一歩になれたなら、企画主催者としてはもう大きな喜びです。内容も初投稿らしからぬ捻り具合で面白かったので、作者様の今後にも注目したいですね。

 

 ◇


・自由研究は小人の観察 / 陽月 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882252611

 (短編集へのリンクとなっています)


 少年の夏の一幕。細やかな描写が、描かれていない蝉の声や暑い陽射しまで想起させてくれます。小人という特殊な存在が登場している筈なのに自然なまとまりを備えていて、スッと頭に入ってきました。子供時代、もしかしたら皆これくらいの不思議体験をしていたのかなあ、とノスタルジックになってしまう、そんな作品。


 癖のあるお題を精査し自分の文体へと変換している点で、文章力の高さにウットリ。岩、イワオ、タケミ、そして小人が上手く世界観にフィットしているなあ、と感じました。お見事です。


 ◇


・岩尾巌〈イワオイワオ〉は小人のためなら命をも削る / 糸川 流 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883874129


 小人へのパッション溢れる作品(?)

 小人を刺し身で食うと言うイワオや、10センチ以下の小人は法律的にアウトといった斬新な設定が楽しかったです。

 婚約者であるタケミさんの今後の苦難に同情しつつ、さらなる物語性に期待してしまいました。


 まず名前が良いですよね。岩尾巌いわおいわお。シンプル、強そう、でもそんな事はないという流れに笑ってしまいます。

 終始徹底した独自の世界観で、けれども何かを連想させるワードにムッツリとしてしまいました。小人ニーの解釈について2000字程書きたいところではありますが、この場ではやめておきますね。面白かったです。


 ◇


・未知との遭遇(トラック野郎編) / 寅ノ尾 雷造 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883872473


 宇宙を股にかけて運搬業を営む小人(オヤジ)。小人の世界も楽じゃないんだなと改めて気付かされた作品でした。

 角刈り頭の小人がオッサン口調で話す姿、とても面白いですね。

 余談ですが、私の古くからの友人は酒の席でよく「小さいオッサン」を見たことがあるとのたまいます。彼によると、オッサンは上半身ハダカで木の枝を振り回し、タヌキを道の端から端へと、車に轢かれないように誘導していたそうです。


 岩を宇宙船に見立てたってのが良いですよね。発想の飛躍というかなんというか、なるほど、そういう考えも出来るのか! と嬉しい驚きを感じました。

 小人の描写も他にはない魅力があって、素敵でした。

 

 ◇


・爆発音がしました。 / リスノー さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883869755


 私(タケミ)に迫る刹那の選択。シリアスに書かれる本作。臨場感漂う描写に、手に汗握る気持ちになりました。

 結末を敢えて語らない事で読者に深く考えさせる構成が良いです。究極の選択を刹那で求められたら、私なら身動きできなくなるかもなあ、なんて思いました。


 企画お題を深く洞察、広義的に捉えた上でのこの舞台。膝を打つ思いです。

 空き地や小人の解釈によって、物語はここまで広げられるんだぞ、と企画の面白さ、醍醐味ってものをとても引き出してくれたように思えます。

 ある種のジェラシーさえ感じてしまう良い作品でした。


 ◇


・小人を見つけてはいけない。 / いささか まこと さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883872858


 指輪を落としてしまったが為に、イワオは見つけてはいけないものを見てしまうという、タイトルと前書きが秀逸でなんだなんだと興味を惹かれてしまいました。

 内容はコメディ調(?)。けれども、はた迷惑な小人との邂逅により重たい岩を持たされる事になったイワオに、結婚前の重圧や悩みなんかを重ねてしまうのは深読みのしすぎでしょうか。なんだか考察のしがいがあって面白かったです。


 安眠する為に傍に見張りを置きたい小人が岩を持たせるという展開がなんだかコミカルで良いですね。ハイホー、と言いながらそれくらいやりそうな気もします。小人って。日常に絵本の中から飛び出してきた小人のイメージが浮かび、楽しい心地になりました。いや、イワオは大変だったでしょうけれどもね。


 ◇


・Crazy for muscle / 春原 美桜 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883878266


 近未来、情報端末は進化して娯楽が規制され刺激の無くなった世界。人間が求めたものは一見チープにも見える原始的な刺激だった。

 SFチックな道具と、原始的な実態が対比となっていて非常に面白かったです。原点回帰というんでしょうか。岩を持ち上げるイワオになんだか納得してしまいました。


 小人と岩をアプリにしてしまうという発想が素敵です。自分じゃこの発想はできないなあ、とちょっと悔しくなるくらいでした。

 応援コメント上に、

「ぬるい娯楽しかなくて、規制の多い世の中だと、原始的だけれど、刺激的な物を求めてしまうのかなって想像で書いてみました」

 とあって、なるほどなと感じ入ってしまいました。


 ◇


・イワオの願い事~人から人へ~ / 亀麦茶 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883875139


 少しレトロな雰囲気を纏った文体は大好物なのです。

 小さな願いを叶えてくれるという小人に、イワオは何を願ったのか。タケミは何故イワオへと変貌したのか。それは二話目で語られる訳ですが、けして続き物という訳ではなく独立した話として見ても味わい深い作品でした。


 小人や岩の扱いはオーソドックス(?)ですが最後に捻りを効かせた作品。レトロな文体と共に、とても好みな結末でした。補足の為と書かれた二話目も良い味を出していて、一話の状況により深みを与えているように思えます。私もこんな文章書きたいなと羨ましく思いました。


 ◇


・地獄おためしキット / 椿屋 ひろみ さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883881349


 応援コメントにも書きましたが、少年の為にロボットが道具を与え、それをうらやましく思った意地悪さんが道具を横取り、けれど使い方を誤ってひどい目にあう。

 こう書くとドラえもんを彷彿とさせる話ですが、中身は個性的でとても楽しく読ませてもらいました。

 設定は似ていたとしても独自性を打ち出す事は出来る。上手い構成だなと感じました。


 空き地、イワオ、タケミ。企画お題からしてドラえもんをもじった印象があるので(私は無意識でしたけど)こういった話もでてくるかなと思っていましたが、予想以上にオリジナルに富んだ内容だったので嬉しかったです。岩を天体と捉え、ギリシャ神話のアトラスになぞらえるというのも面白い試みでしたね。発想の幅が広くてとても良かったです。


 ◇


・どうしてかえってこないの? / 何かの世界一 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883882617


 全文ひらがなで構成された子供向け童話のようなお話。けれども内容には考察の余地があって大人もなにかを感じ取る事が出来そうです。

 移り気の激しい子供心の残酷さか、それともタケミちゃんに何かが起こったのか。色々考え出すと止まらなくなりそう。そんな深みのあるお話でした。


 イワオ君が純粋に小人を助けようとしている姿勢に胸を打たれました。主催者として色んなイワオを見ている内に、頭の中が捻じれて絡まってしまいそうだったんですが、この純粋さにほっこりと癒やされました。


 ◇


・小人は素敵な夢を見る / 長月マシ さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883881864


 応援コメントにて言いたい事は全部言っちゃった感があるんですが、「小人の靴屋」を絡めた温かいお話に仕上がっていて、巧みな筆致も相まって、ホッと一息つくような心地になりました。やはり1話の「今の生活を捨ててくれればこちら(ファンタジー)から歩み寄るというのに」という言葉が印象的で、読み終わった後も心に残ります。


 (名前からして)イワオが目立ちすぎた為に小人をフィーチャーしたお話を書いてくれた方というのが意外と少なかったんで、これは大満足な作品となりました。

 小人の靴屋と絡めてくれたのも、好きな童話の一つだったので嬉しかったです。


 ◇


・占いが当たらない / 近藤近道 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883970239


 誰もが人に言えない悩みを抱えていて、その悩みと向き合っている。問いを投げかけるようなキャッチコピーから始まり、小人、イワオ、タケミの抱えているものが明かされていく構成が上手いなと感激しました。最後の着地に清々しい風のようなものも感じられて素敵なお話でした。


 近藤さんは企画参加だけじゃなく、さらに作品の振り返りとして近況ノートに自作の創作経緯をまとめて下さっていました。これはとても素敵な事で、私も見習わなければいけないなと深く感動し、主催者として、創作者同士として、とても嬉しく思いました。


 ◇


・穴 / だくさん さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883983461


 元はラーメン屋だった空き地での一幕。捨て置かれたグランドピアノの傍でイワオとタケミは小人に出会う。なんとも心誘われる舞台設定でそれだけで魅力がありました。その後の三人の会話劇も、それぞれのキャラが際立っていて頭の中のイメージが立体感と色を持つ程でした。ラストまで綺麗にまとまった雰囲気で、素直に私もこんな文章が書きたいなと憧れてしまいました。


 世界観に沿うよう、イワオをニックネームとして扱ったのは上手いですね。小人の設定も無理のない姿として書く事でこの世界にマッチしているように感じました。

 好みの文体だったというのもあるんですが、作品が、ある種の清涼感を纏っているようにも感じられ、とても素敵でした。


 ◇


・巌のカタコンベ / 県バーン さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883983321


 独特な感性で紡がれた物語。応援コメントは2話の時点で書いてしまったのでこちらでは全体の印象を。

 小人とは何か、タケミとは誰か、巌とは何か。まるで墓場に迷い込んでしまい、フワフワと何かに付き纏われるかのように、存在への問いが頭に漂いました。芸術的というんでしょうか、一話一話に考察の余地があって、ああだこおだと誰かと議論したくなるような、そんな深さを持ったお話でした。


 サイコホラー(?)な展開、嫌いじゃないです。企画お題を使いながら、(良い意味で)煙に巻かれたような気分にさせるお話というのも、今まで無かったパターンだったので斬新でした。まるで芸術作品を眺めた後のような読後感に大満足です。


 ◇


・世界の終わりとハートブレイクボルダー / 千求 麻也 さん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884068398


 冒頭の語りが小人の寝言ってのが良いですね。さらにその寝言が伏線となってラストのオチへと……。岩を持ち続けないと世界が終わるという苛烈な設定なのにどこかコミカルな印象を感じました。四コマ漫画的な味わいがあって面白かったです。


 締め切り間際の滑り込み参加ということで、主催者としては嬉しいサプライズでした。お題の設定を小人に寝言で喋らせるというのはまた新しい発想で楽しかったです。サクッとした味わいで、企画を締めるにふさわしい読後感でした。


 ◇


 以上、22作品の感想を書かせて頂きました。どれもレベルが高くて感謝の気持ちでいっぱいです。企画開催して良かった!

 本当に、ありがとうございました。


 続いては、選んだ5作の発表と、ちょっとしたお話です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る