終章

 夜明けが国際宇宙ステーションの、なれの果てを白く輝かせる。


 太陽光パネルが、まるで天使の羽根の様に見えなくもない。


 しかし、その様子を見るには地上からでは遠すぎる。


 そして中にいる人間も外からの様子が見える訳では無い。




 天使は果たして人類を救う為に、地球の周りを回っているのか?


 それとも滅ぶ様を見届け様としているのか?


 それは何者にも分からない。




 - 完 -

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軌道上自衛隊 ふだはる @hudaharu

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