1.4 カタカタカタ

カタカタカタ タンッ

勢いよくエンターキーを叩く


癖になってしまった。

そっとパソコンに向かって問いかけてみる。

僕は何をしてるんだろう。


生まれて来たのは無から。

その先は?


カタカタカタ タンッ!!

苛つきを、キーボードにこめる。


この単調な生活から脱却したい。

周りからも聞こえる

カタカタカタ カタカタカタ

タンッ タンッ タンタンッ


はあ、もう23時だよ。早くしなきゃ。

明日に向けて頑張らないと。


深刻な人不足だしなあ。

うん、仕方ない。


こうして僕たちはプログラムを書いている。

明日のために、自分のために。

燦々と光るテレビ。光源はあれくらいだ。

無機質な声だなあ


深刻な人不足により、ロボットの自立化が進行しています。


カタカタカタカタ タンッ


プログラミングや補修を行う労働者不足から、ロボットは自らの動作を自らで管理し生活を行なっています。


タンッ カタカタカタ


うるさいな。プチッ

テレビを黙らせる。


何のために僕たちは、動いているの?

カタカタカタカタカタ

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インスタントラーメンを待つ貴方へ たんたんぺ @tim818yr

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