1.3 怖い話

それが、僕らとは異なる存在だったんだよ。


渾身の怖い話のオチに周りから悲鳴や、息を飲む声が聞こえる。僕は、周りより感じる力が強いようで、他が見えてない物が見えるそうだ。


次の話してよ。

もっと怖いやつが良いなあ。


分かった。

最後にとっておきの話。

友達が家に居た時におきた話なんだけどね、深夜、部屋の外からガタゴト音が聞こえるんだって。

怖いなあと思って、本能的にベットの下に隠れたら、ライトを持った何かが、ゾロゾロと入ってきたんだって。


そいつらも、何を考えてるのか

キャーだの、ワーだの叫びながら。

そのうちの1人がさ


俺は本当に分かるんだわ。分かるんだわ、いるわ。


とか言いながら

さっと、ベットの下を照らしにきたんだ。


ほらな。いた。


友達は、悲鳴あげながらベットの下から這い出たんだけど、そいつに変な液体と塩かけられちゃって消えちゃったらしいよ。


な、怖いだろ?

死ぬほど怖くね?

あ、もう死んでたわ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る