第3話

 さてさて、前回のあらすじは?

説明がめんどくさいので、前話を読んでください。

「どうするか」

この世界で生きることに関して、考えれば考えるほど、心配事が増えてくる。ここの法律は?通貨は?男に戻れるのか?女のほうが得か?女子便所や女湯に入っていいのか?俺が頭を抱えて唸っていると

「君、頭大丈夫かい?」

俺と同年齢くらいの男が声をかけてきた。というか今のは、体調を心配したんだよな。精神を心配したんじゃないよな?

「なんだよ、腐れイケメン」

「それは褒めてるのかな?けなしてるのかな?」

「あ、紛らわしかったら、イケメンは無しで」

「それだと『腐れ』しか残らないから、つまりけなしてたんだね」

「そんなことはないさ、ゴミクズナンパ野郎」

「後半すごい悪口を言われた気がするんだけど」

「気のせい、気のせい」

「それより君、冒険者だろ」

「え、違うけど」

「そんなはずはないだろ。だってその服、冒険者用の装束じゃないか」

「え、そうなの?」

「知らなかったのかい?」

「どうしましょうか、女神様」

「あながち間違いでも、なさそうじゃ」

男の陰から、幼女が現れた。

「こやつ、なかなかに面白いモノを持っているようじゃ。わしらにぴったりと言えるかもな」

「そうかい?ねぇ、突然で申し訳ないのだけど、良かったら」

嫌な予感がする。

「僕らの仲間になってくれ」

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転生したらハーレム構成員でした 秋野シモン @akinoshimon

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