第2話 読み切り 後編
「くそッ、捕まってたまるかよ!」
盗賊団の頭領ギースに武器を突き付け、格好つけたのはよかったが、やはり彼もタダでやられるハズもない。ギースは懐から大きな結晶のようなものを取り出し、地面に叩きつけた。
「なんだありゃ、もったいねぇ」
現状、金に困っているルーから見てみれば、換金すれば金になりそうなモノを叩き壊しているのだ。壊すくらいなら寄越して欲しい。
「ゲッ、ありゃ魔瘴石じゃねェか。なんであんなモン持ってんだアイツ」
「魔瘴石?」
しかし、ルーと違いグリムはあの結晶を知っていた。
曰く、あの魔瘴石と呼ばれる結晶体は、魔物の身体を構成する瘴気の塊が結晶化したもの。それが砕け、中に詰まっている濃縮された瘴気が溢れれば、たちまち瘴気は魔物を生み出すのだ。さらに言うと魔物の強さや大きさは、魔瘴石のサイズに左右される。
魔瘴石は六年前、魔王の技術によって生み出された道具で、魔王亡き今ではそうそう手に入るモノではないはずだった。
「じゃ、なんであんな木っ端盗賊の頭目がそんなの持ってんだ?」
「さァな。偶然手に入れたか、誰かが作り方でも発見したのか……んで、アイツがさっき砕いた魔瘴石、アタシ様が今まで見てきた中でもかなり大きい部類だぜありゃ」
さらりと、面倒なことを言ってのけるグリム。これが勇者の一人である余裕なのか。
彼女の説明を聞く限りは、かなり強力な魔物が生み出されるであろう。
霧のような瘴気をドロドロと吐き出す魔瘴石を睨み付け、ルーは直剣のグリップを強く握りなおした。
「おっ、出てくるぞ。こりゃ相当大物だな」
グリムの言う通り、瘴気に変化が現れた。
先程まで冷気のように、地面近くを漂っていた瘴気が、今や湯気のように立ち込めていき、一つの形を作り出す。
大きく盛り上がった筋肉。硬い毛に覆われた下半身。鞭のようにしなる尾。どんな硬い物でも踏み抜きそうな蹄。
下半身は牡牛、上半身は人、怒れる牛の頭を持つ巨大な戦斧を携えた怪物、ミノタウルスが瘴気の中から生まれ落ちた。
だが、そのミノタウルスはルーの知るものと違い――
「デケェ!」
優に、その三倍を超える巨躯だった。
「だから言ったろ? あの魔瘴石で生まれるのはサイズによって変わるって。まぁ、ちっこくてパワフルなヤツが出てくる事もあるけどよ」
その巨大さに慄くルーと違い、グリムは楽しそうに言う。
彼女は恐らく六年前にも、このように魔瘴石で生まれた魔物と何度も戦ってきたのだろう。何一つブレる事の無いその姿勢に、ルーは安心感を覚えた。
「ハハッ、いくらセブンスペリオルと言えど、コイツには勝てねぇだろ! なんせテメェは七人で群れてねぇと戦えねぇンだもんなぁ!」
「おっ、言ったなアイツ? アタシ様の武勇伝を知らねェとみた」
「てか、盗賊団の頭目がそれを言える立場なのか?」
ミノタウルスを召喚したギースは得意げに笑う。あんなことを言われては、グリムの一相棒として、俄然やる気が出てきた。
ルーはグリムに目配せする。こちらの意図を汲み取ったのか、彼女はニッと口角を吊り上げ、のこぎりの様にギザついた歯を覗かせた。
ミノタウルスの頭を狙って、銃を構えるグリム。彼女はそのまま大きく息を吸って――
「やッてやろうゼ、ミノタウルス!」
銃撃と共に吼えた。
真っ直ぐ伸びた弾は、そのまま吸い込まれるように、ミノタウルスの左角を砕いていく。
これが、開戦の合図だった。
「ブゴォォォォオオオオアッッッ!」
痛覚があるのか、砕けた角のあった場所を抑え叫ぶミノタウルス。
「行けッ、ルードヴァル!」
「応ともッ!」
グリムの合図でミノタウルスへ駆け込むルー。
直剣に炎を纏わせミノタウルスの足に切り込むが、硬い毛が邪魔をしてうまく切り込むことが出来なかった。
「チッ、硬いな……それなら!」
ルーは足元で炎を爆発させ、高く跳ぶ。そしてミノタウルスの胸の辺りまで跳んだところで、直剣を振りかぶり、ミノタウルスの胸を大きく切り裂くのだった。
「よっしゃあ! どうだッ!」
「ブォアアッ!」
だが、ミノタウルスはたいして痛がるそぶりも見せず、ルーに向けて戦斧を振るおうとしている。角を砕かれた痛みよりはマシだったのだろうか。
マズい! そう思ったルーはミノタウルスの胴を蹴り、さらにもう一度足裏に爆発を生み出してその場を離脱する。
その直後、先程までルーがいた場所を巨大な戦斧が通り過ぎていた。
少しでも遅れていれば真っ二つだっただろう。ルーの背筋にじっとりと嫌な汗が噴いた。
「あっぶねぇ……」
グリムの傍に着地したルーは独り言ちる。
「まぁ、流石にお前だって戦い慣れてんだ。あの位、簡単に避けれるだろうよ」
と、軽く言ってのけるグリム。個人的な感想では結構ギリギリだったようにも思えるが、彼女がそう言うのだ、認められるくらいの実力はついてるのだろう。ルーは口の端が緩むのを感じた。
「で、どうすんだ? あの巨大ミノタウルス、結構硬かったぞ」
自分より遥かに戦い慣れたグリムに作戦を仰ぐ。と言っても火力バカの彼女の事だ、答えはきっと――
「モチロン、撃って撃って撃ちまくる!」
「だと思った」
楽しげに笑う彼女は、赤ずきんのポンチョから伸びるマントを翻し、その下から真白な大砲を生み出す。
「……なんだそりゃ?」
今まで見たこともない銃火器なのだ。恐らく、この世界には存在しない大砲だろう。彼女が生み出す銃火器は、時たまこういったものが混ざっている事がある。これはいったいどういったモノなのだろうか。
「あー……コイツはレールガンって大砲だ。この世界の技術じゃ到底作れねェ類の超兵器ってヤツだな。アタシ様もいまいち分かんねェが、遥かに技術が進歩した異世界のモノだ」
グリムが紋章によって生み出す武器は、彼女自身に知識がなくとも生み出した瞬間に扱い方やどういったモノかが、直接彼女に伝えられる。例えそれが、異世界の兵器だとしても。
「で、そいつは役に立つのか?」
「オウ、コイツは高威力の弾を高速で撃ち出すんだとよ! ただ、撃つまでにちょいと時間が掛かる。サポートはするから、任せたぜ」
「了解、撃てるまでの時間稼ぎをすりゃいいんだな? なら行ってくる!」
ルーは彼女がレールガンを撃つまでの間、ミノタウルスを足止めするために、もう一度駆け込むのだった。
狙うはもう一度、脚。あの巨躯を支える脚なのだ、さぞ重要だろう。
先程は炎を纏わせはしたが結局、剣自体が毛に防がれてしまった。であれば、今度は手を使って直接高威力の炎を叩き込めばいい。
だが、ミノタウルスもこちらを近づけるつもりはないらしい。持っている戦斧を地面すれすれに右へ薙いだ。
このままではルーの上半身と下半身がスピード離婚してしまうだろう。
ルーは戦斧を己の近くまで引き付け、跳んで回避した。だが、着地したルーを待ち構えていたのは、振りかぶられたミノタウルスの左拳。
「うおぉぉお!?」
咄嗟に前へ滑り込んだルーの足裏を掠るように、拳が撃ち込まれる。その衝撃はルーを激しく襲い、ミノタウルスの眼前までその身体を吹き飛ばす。
「ブモォォォオオアアッ!」
空中で身動きが取れないルーを狙い、戦斧が振り落とされる。
避けなければルーは死んでしまう。
――
戦斧がルーの眼前まで迫りくる。
だがその瞬間、銃声が鳴り響いた。
「ブアアアアッッッ!?」
右目を撃ち抜かれたミノタウルスは、痛みと驚きによってか、ルーから大きく逸れて戦斧を打ち付けた。床が砕け、瓦礫が勢いよく飛び上がる。
ハッとルーは首だけをグリムへ振り向かせると、そこにはレールガンを持つ右手とは反対に、煙を上げる銃が握られた左手があった。
サポートするって言っただろ? どこまでも広がる空の様なグリムの碧眼は、そう語っているように見え、ルーを捕らえて離さない。ニッと笑いかける彼女に、ルーは助かったと感謝を込めてサムズアップするのだった。
「さて」
自分と同じく隻眼となったミノタウルスを見据え、ルーは口角を吊り上げる。
次はこちらの番だ。
小さく爆発を起こし、宙を舞う瓦礫の一つに着地したルーは、その足場を爆破しミノタウルスの顔へ真っ直ぐ跳んでいく。そして、握りしめた拳に炎を纏わせ空気を取り込む。
「ぶっ飛べッ!」
「ゴッ……ボモッ……ッ!」
推進力を得て加速したルーは、流星の如きその拳をミノタウルスの横っ面に叩き込んだ。しかし、ルーの叫びとは裏腹にミノタウルスはその巨躯を浮かす事は無い。それでも、凄まじい衝撃を受けたミノタウルスは仰け反り、たたらを踏む。
捕まえようという腹積もりなのだろうか、よろめいたミノタウルスは、中空を落ちるルーに手を伸ばす。迫りくる自分の身体よりも大きな手の平をルーは直剣で斬りつけ、足場代わりに蹴り難を逃れる。
「くそっ、くたばりやがれェッ!」
そこに、先程まで物言わぬ案山子となっていたギースが攻撃を加えてきた。
魔術の心得でもあるのか、ルーへ迫りくる魔力弾は素人のモノよりはるかに速い。
「チッ、キック!」
ついさっきミノタウルスを殴った時と同種の炎を、右手右足から一瞬噴き出す。
すると、ルーの身体は弾かれたように左方向へ翻り、直ぐ飛んでくる魔力弾を回避した。まるで鳥が旋回するように。これをルーは
「一発がダメなら何度でも――」
「撃たせるわきゃねェーだろッ」
手を構え、再度ルーに魔力弾を撃とうとしたギースを狙い、グリムが銃撃する。
舌を打ち鳴らし、ギースは瓦礫へと身を隠す。そこへルーが流星の如く飛来し、追撃を掛けた。
上段斬り、からの回し蹴り。しかし、それなりに場数を踏んでいるのかギースは、何事もなく受け流す。それどころか腰に携えた剣を抜き、反撃を繰り出してきた。
お互いに剣を用いて打ち合い、攻防を繰り返す。その流れに変化を持ち込んだのは、ギースの方だった。
彼の鋭い突き、それを受け流したルーの眼前には、硬く握られた裏拳が迫っていた。
間一髪、仰け反ることで難を逃れたルーは、ならば、と膝蹴りを繰り出した。だがこれも易々と避けられる。
――だが、それでいい。
「おぉいおい、この程度かよ!」
「ハッ、まだ終わりじゃないぞッ」
その咆哮を皮切りに、ルーは足技をフェイントも交えながら次々と繰り出す。それでも躱され、受け止められる。しかし、そうでなければ困る。
ルーはわざと御しやすく足技を繰り出しているのだ。その理由は、相手に「こいつの攻撃は扱いやすい」と思わせる為。
その先にあるのはつまり――
「今だッ!」
慢心と油断。
ギースの張りつめた気配が緩んだ一瞬を狙い、ルーは炎で加速させた蹴りを彼に叩き込んだ。
「ゲッ、ブゲァッ!」
潰れたカエルの様な呻き声を上げ、吹っ飛んでいくギース。そこへ、さらにルーは追い打ちをかけるために、炎を生み出し投げる。
炎は、ルーが投げる直前に設定した瓦礫を避けるルートを沿って、生き物のように飛んでいく。だが辛くもギースは、瓦礫に手を掛け身を捩らせる事で炎を回避した。
危機を脱したギースはルーへ魔力弾を放つべく、手をかざし力を込め始めている。しかし、それを妨害するように、数発の銃弾が彼の付近へ着弾した。グリムだ。
ルーは彼女の方へ目を向けると、そこには背後からグリムを狙って戦斧を振り上げるミノタウルスの姿。危ない、ルーがそう叫ぼうとした時。
グリムはにたりと歯をむき出して笑い、その口から拳一つ程の塊を吐き出し、ピンのようなモノを引き抜く。ソレを振り返ることすら無く、ミノタウルスへ捨てるように投げた。
振り下ろされた戦斧の刃先にソレが当たった瞬間。
耳をつんざく轟音。
振り下ろされた戦斧は、ミノタウルスの腕をバンザイと持ち上げるように、打ち上げられていた。爆発の真下にいたはずのグリムは怪我一つなく、腰に手を当て悠々と佇んでいる。障壁か何かでも展開して、防いだのだろうか。
これが、セブンスペリオルの実力……その一部を見るだけでも、自分とは比べ物にならない。ルーは汗が頬を伝っていくのを感じた。
「ほら、ルー。さっさと交代してくれよ、コイツの相手はメンドクサイ。ギースはアタシ様が抑え込んでてやるからよ」
「あ、ああ」
ギースに気を取られていた間、ミノタウルスの相手はグリムが請け負っていた。本来守る対象に戦わせるのは、自分の浅はかさが原因だ。ルーは恥じると共に、挽回すべくミノタウルスへ駆けていく。
「
「ああ、そうだな!」
すれ違う瞬間、二人は勝利を信じて笑っていた。
ミノタウルスは近づくルーに気付いたのか、打ち上げられた戦斧を一直線に落としてくる。それを急旋回で回避したルーは、飛び散る瓦礫の間を縫うように駆け抜けミノタウルスに肉薄する。
「ンブオォォオオオッ!」
己より遥かに矮小な存在であるルー達を殺せない事に、苛立っているのかミノタウルスは、駄々をこねる子供のように、ルーを踏み潰そうと何度も足を叩き落とす。しかし、余裕を失っているのが見て取れる攻撃など、簡単に避けられる。ルーは急旋回を幾度も繰り出し、まるでダンスホールで踊っているかのように、ミノタウルスの足を回避していった。
右へ左へ、左へ右へ……何度と繰り返された回転劇は、ミノタウルスの疲弊によって幕を閉じる。ストンピングを止めたミノタウルスはルーへ戦斧を落とすが、力が込められておらず、避ける事はとても容易い。
地面に叩き落とされた戦斧。ソレを持つミノタウルスの手を狙い、ルーは跳躍する。
「アアアッッッ!?」
果たして、ルーは直剣の刃を犠牲にミノタウルスの指を切り飛ばし、戦斧を取り落させることに成功した。
血の溢れる己の手を抑え、身動きが取れなくなったミノタウルス。ルーはその足元に着地し、硬い毛を掻き分けて両手を突っ込む。
「全力全開、バーベキューだッ!」
叫び、力んだルーはその言葉通り全力で、ミノタウルスの脚を炎で焼き上げる。
「ゴアアアアァァアアァァァアアッッッ!」
酷く生臭い焦げた匂いが、ルーを包み込む。今夜はちょっと、肉料理は食べられないかもしれない。
暢気にもそんな事を思いながら、ルーは炎を出し続ける。
「チャージ完了! ルー、そっから離れてろッ!」
そんな時、グリムの声が届いた。即座にミノタウルスから距離を取り、衝撃に備える。
「いくぜ必殺ッ! レールガンッ!」
グリムが放ったその一撃は、大きな破裂音を轟かせ、ミノタウロスの左半身を吹き飛ばす。
マジかよ、とルーは想像していたモノより遥かに高威力のそれに、驚きを隠せない。
だが驚くべきなのは、その一撃で半身を消されたにも拘らず、まだ生きているミノタウルスだった。ミノタウルスは残った手に戦斧を携え、ゆっくりと、それでもしっかりとグリムに迫っていく。
「ルー、トドメを刺してやれ」
「ああ」
ルーはミノタウルスの前に立ちふさがり、折れた直剣を高く振りかぶり、炎を纏わせていく。
右目と家族を犠牲にして得た「魔神の右目」。その炎から生み出される歯車の形をした火の粉は、人間を超越した存在の炎に焼かれながらも、人であり続けるルーの意思の表れ。人間を象徴する文明の歯車を象っていた。
そして、ルーの持つ直剣は炎で構成された、巨大な機械仕掛けの剣へとその姿を変える。
その大きさはミノタウルスと同じほどか。
スッと深く息を吸う。これが最後だ、ミノタウルス。
「
振り下ろされた文明の炎は、ミノタウルスを両断するのだった。
「バカな……そんな話があってたまるかッ!」
ミノタウルスが敗れ去ったのを目にしたギースは、逃げようと入口へ走っていく。
だが、そんな行動を二人が許すはずもなかった。
炎が彼の行く手を阻み、銃弾が彼の動きを止める。
「へい、どこへ行くんだい? 尻尾を巻いて逃げるたァ、イイ男のする事じゃあねェな」
二人はギースへ、ゆっくりと歩み寄る。
「ひっ! 待ってくれ、俺様は世界で一番輝くギース様なんだぞ!?」
腰を抜かした彼は涙目になりながら、制止するよう頼み込む。
「一番輝いてんの?」
「予定だろ」
そう言って二人はギースを殴りつけ、見事依頼を達成するのだった。
◇
「いやぁー、懐に夏が来てくれてよかったー」
氷河期に隕石でも振ってきたかのように大金を手に入れたルーは、ほくほくとした表情で、財布の中を覗き込む。その金額は依頼の達成料金よりも遥かに多い。と言うのも、ギース盗賊団を捕まえた二人は、役得とばかりに彼らの倉庫から金品を少しばかりくすねていたのだった。一見違法の様に思えるこの行為だが、盗賊団相手の場合はやりすぎない程度には黙認されるのだ。ビバ、盗賊退治。
そんな風に喜んでいるルーに、もじもじと、しおらしく近づくグリム。
「どうした? トイレか、グリム?」
「デリカシーねェな、お前。じゃなくって……ほら、アタシ様頑張っただろ? だからご褒美にその……ちょっとだけ! ちょっとだけカジノに行くお金下さいな!」
と、厚かましい要求をしてくる。
誰のせいでこうなったと思っているんだ。とルーは言いたかったが、実際頑張ってはいたのだ。仕方ない、と大きくため息を吐きながら、財布からいくつか抜き出しグリムに手渡す。
「グレイヴの修理もしなきゃならないし……ちょっとだけな?」
「やったぜ! 愛してる、相棒!」
パッと花が咲いたような笑顔を見せたグリムは、まるでグレイヴの様にカジノへと駆けていく。
そして、涙目で帰ってきた彼女を見て、やっぱり負けたのかとルーは大笑いするのだった。
GEIREST GENESIA ~ガイレスト ジェネシア~ 平月るな @HiratukiRuna
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