いじめられていた主人公と奇妙な「下駄姐さん」、その心の繋がりと結末はとても清々しい物です。濁った心にしっかりと光が差し込んで、明るく灯される物語をぜひ読んでほしい……!
キャラクターが魅力的であるとともに、できごとや人物の端々に人間に対する深い理解を感じます。過不足ないぴったりな物語のサイズ感、表面的でないいじめの手触り、それが故のラストの爽快感。小一時間のワンデイトリップ、飛び込んで後悔はありません!
読み終えてどう書こうか迷いました、迷って良かった、その時に書いていたら、勢いでネタバレしてしまうところでした。「ぼく」が成長していく姿をいじらしく思いながらも応援したくなりました。 ゲタ姉さん、、、ネタバレになるので書けませんが、ユニークなキャラで楽しませてもらいました。つつかれました。 誰かが応援してくれるって嬉しですよね。
悪い方向に転がるきっかけもあれば、良い方向に転がるきっかけもある。一日くらい『冒険』をしたってかまわない、そんなふうに思える物語です。
きっかけって大切ですよね。今までと違う世界に触れるというのは自分を変えるきっかけになると思います。