否定の主張を届ける必要性
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「他人の作品を駄作と主張するのはいいが、『駄作は消せ』『もう書くな』と『否定』する必要はない。AV男優が『早漏』と言われても『去勢しろ』と言われる必要がないのと同じだ。届ける言葉ではないのだ。それに性癖で早漏が好きな人もいるかもしれぬだろう?」
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■解説
他人の作品を読んだ時に、「こう思う」「これがいい」「これはダメ」「こうあるべき」という「主張」は、感想の一部ではあるが、それを他者に向けて「その意見は違う」「その感想は認めない」「こんな作品の掲載は許さない」と、攻撃性を伴う「否定の主張」をする問題性について語っている。
この中で「否定の必要性はない」となっているが、アーダルト自身も否定の主張をすることがあり、そのことから「否定の主張を届けるべきか?」ということは熟慮する必要があるという趣旨であろう。
ちなみに彼は「早撃ち」と称されるほどの早漏であるらしく、本文の最後が珍しく疑問形で終わっているのは、「そうであってほしい」という彼の願いが色濃く反映されているものと思われる。
彼は友人に早漏について問われると、「私はまだ本気を出していない。本番に強いタイプなんだ」と言っていたが、それが証明されることはなかった。
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