第49話 出たよ2
セクシー・ド・ヨンゲーンは、ボスビーオ山の頂を目指し、ぶひぷりケツで、火砕流にサーフィンでノリノリで駆け上がっった。
「しゅーわっち」
ザブーン……。
荒々しい波もあった。
「しぇいくしぇいく」
ザザザザ……。
小刻みな波もあった。
「うえいうえいうひゃひゃ……。来た来た来た来たトルネード! なーぜー?」
遠く山の頂から、竜巻がおおうおおうと降りて来た。
<トルネードが、山の頂から来た>
「なんで、火山からなんじゃ?」
用意周到にしなさいって作者がいうもん。
「違うがー!」
ピピッ。
トルネード――――――
体力 22222
魔力 43210
攻撃力 77777
秘密 熱風
――――――トルネード
SDY――――――――
体力 200
魔力 345
攻撃力 888
秘密 スマホ
――――――――SDY
※SDYとは、セクシー・ド・ヨンゲーンのバトル名である。
「いくら、敵が強くとも、セクシー・ド・ヨンゲーンの力で勝ってみせる」
グルグルグルグル……。
「いや、ダメだ。ああ、それは言うな。何か何か策はないか……」
セクシー・ド・ヨンゲーンの体は、トルネードに巻かれるままである。
しかも熱い。
「そうだ! 何か検索をしよう」
テッテレー!
スマホを取り出した。
「えーと、ゲゲるって調べることだよね」
「ト・ル・ネー・ド」
巻かれながら器用にも打ち込む。
「出たー! ゲゲったぞ!」
ビカー……!
「乙女のスマホが光った……。一条の光をさしている」
トルネードの中に大きな影が見えた。
>分岐<
A バナナ一年分の巨大な影だ。
第51話へ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884274790
B これは、夢だ。夢に違いない。
第13話へ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884220516
C セクシー・ド・ヨンゲーンは、目をこすった。
第50話へ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884274789
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