第50話 聖ボスビーオ剣
トルネードの中に見えた影は、どうやら、剣に見える。
巨大すぎて見間違いかと思い、目をこすったが、やはり剣だ。
あれは人が持つ大きさではないぞ。
どうしろと言うのだ。
「四の五の言わずに行くしかないな」
すいっすいっ……。
近付いてみると錆び一つないカッコいい剣であった。
ターコイズに金色の掛け合わせはセクシー・ド・ヨンゲーン好みだ。
『我は、聖ボスビーオ剣なり』
「うおおおおお。しゃべんな。漏らしちまうだろう」
結構引いた。
『下郎が。何用じゃ?』
「しかも、タカビーか。それは困ったな」
頭ぽりぽりだぜ。
『何用じゃ?』
「いやさ、用件から切り出すと、このボルケーノが町の人々を困らせている訳ね。だから、どうしたら止まるのかなと」
一所懸命伝わるかな?
何とかしてやりたいよ。
赤子の泣く豪なんて、信じられるかよ。
『我を盗みに来たのではないのだな』
「盗みようがないでしょう? あなた、体が大きいわよ、うふん」
セクスイー!
『では、我と知恵比べをしよう』
「そう来たか……! よっしゃ。OKセクシー」
スマホをガツンとつかんだ。
>進め<
□ 聖ボスビーオと頭脳バトル。
第52話へ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます