第17話 もんもん

 もんもんですもん。


 ぽちゃーん……。


 ここは春美お姉さんのおうち。

 ――の春美お姉さんの部屋の中。

 まだ、風呂ではない。

 ぽちゃーんは、ルイ小世の妄想であった。

 しかし、チャンスはある。


「四元豚ちゃん、春美お姉さん、汗掻いちゃった」

 キター!


「汗流して来ていいかしら?」

 え?

 ぽちゃーんは?


「じゃあ、ここで待っていてね。お母さん、動物にうるさいから」

 ぶひぶひ。

 ルイ小世は、動物ではないです。

 それに待てません。

 オトコとして。


「じゃあね」

 ドアを閉めて、階下へ行こうとする春美お姉さん。

 待って、待って!


 どん!


 思わずぶつかってしまった。

「あ、四元豚ちゃん、危ないっ」


 だだ……。


「はあ、ひやひやした。階段を三段落ちちゃったじゃない。寂しいの?」

 ぶひー。

「いいわよ。一緒にお風呂に行きましょうか」


 かっぽーん。

 な、な、ルイ小世は、脱衣所ですか!


 >分岐<


 はあーい。

 楽しい楽しい分岐のお時間です。


 A お風呂のドアを覗く。

   第18話へ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884224408


 B パンティを探す。

   第19話へ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883918985/episodes/1177354054884228258

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