　右手をみると、脱衣かごがあった。

　むむむむ。

　何かの引力に導かれて、一歩二歩と近付いて行った。

　ご、誤解ぶひ。

　ルイ小世は、下着より中身派。

　大丈夫です。

　ちっぱいの秘密は守るです。

　ガララ……。

「四元豚ちゃん……」

　ぶぎー！

　ぴぎー！

「気持ちは分かるけど、人と豚は一緒にお風呂に入れないのよ。ここで待っていてね。いいこね」

　ぶ、ぶひ。

　ある意味いい誤解だった……。

　ガララ……。

　あたたかそうな湯気の向こうへ女神は消えて行った。

　野望は果たせず。

　ああ、本当に小さい、ルイ小世であった。

おしまいぶひ

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