一見何の変哲もない大都市LAだが、悪魔が有象無象に自らの欲望を貪るため人間界に暗躍する。
FBI - LA支部に所属する捜査官のジョン・E・オルブライトは、
秘密組織エクスシアと関わりつつ悪魔や魔人を倒していく。
人々の平和を守る為に。
という設定だけでも刺さる上に、登場人物が一癖も二癖もあってイイ✨
やっと時間が取れそうなので、最新話まで読み進めます。
特にジョンとアネットのやり取りも好きですし、ジョンの小粋なジョークも好きです。あと仕事を丸投げする上司のサイモンさん。知識が豊富なマルコムさんもいい。
なにより知識量など読みながら勉強にさせていただいております。
描写も重厚で、謎解き、歴史、天使と悪魔、事件、といった情報に埋もれながら読むには良い作品。ぜひとも活字好きな方は読んで欲しい!
天使に見捨てられた大都会、LA。
都市の闇には悪魔がはびこり、人間の手に到底負えない超常犯罪の頻発によって街は破滅に向かおうとしていた。
そんな中、FBI捜査官ジョンは悪魔に対抗しうる「魔人」となる。彼は同じく魔を滅ぼす力をもった秘密組織エクスシアのエージェントたちと協力し、LAの人々を守るためデーモン・ハンターとして奔走する!
……という筋立てのダークヒーロー・アクション小説です。
実直な捜査官ジョンと「伴侶」のアネット、かわいらしい後輩のミシェル。
妖艶さと茶目っ気を併せ持つヴァージニアとその相棒テックス。
クールな狩人アダムと彼につき従う自動人形ミル、饒舌な魔犬テベリス……。
エージェントたちはいずれ劣らぬ個性派揃いで誰が主役を張ってもおかしくなく、実際に視点人物が切り替わる回もあって群像劇の様相を呈しています。
そんな彼ら、彼女らが繰り広げるテンポのよい会話劇が本作の魅力。洋画やアメリカンコミックに慣れ親しんだ方にはたまらない作風です。