第5話:僕は能力者
☆
「……」
目覚めるとそこには白い天井があった。
消毒液くさく、そこが病院で、自分が
横を見るとたくさんのお菓子や食料に水。フルーツが入ったバスケットまで置いてある。
よし、第一ステージクリア
さすが母さん、やり過ぎだ
母は長男に過保護だった。でもそのせいで姉が苦しんでいる。
そのことを察してほしいと思う今の僕だったが、今回ばかりは感謝してもし切れない。
リンゴを取って
窓の外を見ると、空が白み出し、日が登る頃合い。
タイミングも悪くない
そして病院のシーツに飲み食いできるものを全て包む。
それを持って、僕は、病院を抜け出した。
向かったのは近所の神社。
まずは一日一善
簡単にだが、
そして水を一杯飲む。すうっと、違世界空腹が引いていった。
今度きちんと掃除します
二礼二拍一礼。お金はないのでバナナをお供えした。
そして今度は神社の裏に周り、そこの階段を降りていく。
すると、そこには小さな池が。
…よし!
人はいない!
その池こそが、僕の選んだ最適な場所。
『とどめ』と『異端』の加護を元世界で修行するために、僕が選んだ場所だった。
☆
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