第8話 『君 が い な い 日 。』




ーー君がいなくなって丁度一年が経った。




大学生になった僕は、休みの日を使って、君のお墓に来ていた。



来る途中に買った、君に似合いそうな花を生ける。




「今日、学校で怒られたんよ。何かな、雪が積もってたから友達と雪合戦してたら、間違えて先生に当たって、めっちゃ怒られた。」


自分で話しながら、クスッと笑う。






「なぁ、まだ会えんの?」



お墓に向かって問いかける。



当たり前の様に、何も返ってはこない。






「…会いたいなぁ……。」




そう呟いた僕は、一人ぼっち。






『君 が い な い 日 。』を生きている。



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君 が い な い 日 。 Maia @kmaia2

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