第3話 日没圀誌・西陲圀誌
※以下URL七圀地図
https://pbs.twimg.com/media/DHA-CupUQAEWYWC.jpg:large
次に
ナフルの彼方パラナフルの大砂漠には、山羊・羊に随いて水草を逐うヌフィーグたちが蛮居しております。彼らは遊牧民ですが、トゥルクズとは違って馬に乗りません。時にはニャムドやシャンド―、
ヌフィーグたちの言葉はニャムドの民とほぼ同じであります。ヌフィーグとニャムド人は元々同じ先祖から別れたそうです。遥か昔、ニャムドとパラナフルの地の民は大洪水によってナグローズとニャムローズの兄弟及び其の一族を除いて死に絶えてしまったそうです。二人の兄弟が落ち伸びた場所が、西の
ヌフィーグたちは三十程の部族に分かれております。その中にはアルドゥクシャフルに従う者、誼を通じる者、或いはラシュナグに誼を通じる者、どちらにみ組せぬ者、まつろう者、まつろわぬ者などがおります。凡そニャムドやシャンドゥ―で隊商や町や村を襲う者は、まつろわぬヌフィーグたちであります。
有力な部族の中には隊商を組んで
大砂漠の北端には白い峰を頂く山があり、その北麓には豊かな森が広がっております。そこには農耕を営むレヴィ人が住んでおります。しかし、北岸の良港にはラシュナグたちが城市・城塞を建て、彼の地のレヴィ人を支配しているそうです。その中で最も大きな城市はカルバイズであり、
ここまでが
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