ゲームメイト

ネットで連絡と作業内容

　夢は連絡をするために会話と作業共有できるアプリのスピークを起動。

　コンタクトを取るために、教えてもらった茜のＩＤを入力とメッセージをした。

　しばらくする「ピコン」と音が鳴り、コンタクトの承認とお返事があった。

「コンタクトありがとう夢！　さっそくだけど作業グループに入れとくので確認しといてくれ」

「わかりました茜さん！　よろしくお願いします」

　音がなるとグループ用のウインドウが開き、そこにはメンバーの会話のログが残っていた。

　理々子からは「ようこそ夢さん！　一緒に制作をがんばって行きましょうね。わからない事あれば仰ってください。」と表示されており「ありがとうございます！がんばります」返事をした。

　他のメンバーは時間で居ない場合があり、時刻を見ると朝とか深夜に返事を残す人もいた。

　茜から「さっそくだけど全体の作業内容を伝えるね」とメッセージを入れた。

「了解です！」と答えるといきなり長いメッセージが流れてきた。

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　暫定の作業内容　進捗度　約２５％　制作期間は３ヶ月　１日４％の進捗を目指す。残りの１ヶ月はゲームバランスやデバックに費やします。←わりとこれが大事。

　内容の変更によって増える事もあれば減ることもあります。

　修正がある場合は日時と変更した人の名前と修正前と修正後をアーカイブファイルに残します。

　みんなで協議して承認されると作業内容が反映されますのでどんどんアーカイブの方に意見を残してくれ！！

・絵　１０％

　１．差分付きでメインキャラクター４人とサブキャラクター８人（ラフ案　→　線画　→　ベース＆アニメ塗り）

　２．背景１０枚　キャラやマップチップのドット絵　アイテムのグラフィック　

　３．エフェクト（演出・斬り・魔法・技）　３Ｄ（保留）

　４．ごほうび絵７枚

・シナリオ　２０％　　

　１．プロット　世界観　キャラクターの性格や特徴

　２．おおまかなあらすじ　→　ストーリー　→　キャラの個性とセリフ　

　３．タイトル　ネーミング　分岐付きストーリー（エンディングは３つ）

・ツール　３０％

　１．スクリプト言語でプログラム　

　２．ホームページやサーバー管理・運営・保守　

　３．バグやバージョン管理　デバック係り

・音楽担当　５０％

　１．ＢＧＭ１０曲（オープニング・エンディング・戦闘１・戦闘２・会話・日常・マップ移動・洞窟・城・潜入など）

　２．効果音（打撃・アイテム・魔法・技・接触・会話・レベル・罠・扉など）

・声　進捗度は未定

　１．キャラごとに声優あり

　２．歌もできれば

・その他　５０％

　１．利用規約

　２．マニュアル

※無償と有償で使えそうな素材は探す場合はあるが今はないです。

　できるだけすべてオリジナルにこだわりたい。

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「全体でこんだけあるのでよろしく！」

「もちろん夢の担当はキャラクター制作だね。」

「ずっと絵描きがいなかったので絵は進んでいません！夢さんには期待してます」

「そうそう、絵を描いてくれる人がいて本当に助かったよ」

「夢さんの方が作業量が多いですので、何か手伝える事を考えてます」

「絵描きさんほどの力はありませんが、私もすこしは手伝えますので線画起こしやベース塗りなどできます」

「はい！ありがとうございます。その時はよろしくお願いします」

「茜さんは早くシナリオをこちらに回してください！」

「理々子待ってくれよ！　おれだって毎日忙しいだからな」

「またどこかに抜け出して、サバゲやったりどこかのお店に入って寄り道してたんでしょ」機嫌悪そうに言うと

「サバゲはおれの死活問題だよ！」と切り替えした。

「その事につきましては、また風子さん相談しと来ます」

「やめてくれ！　風子の監視はすごいし、また怒られるの勘弁してくれ」

「そういえば風子さんと瑠璃さんは何時ごろに活動してるのですか？」

「ああ、風子はおれと同居人だよ。いつもあいつは横に居るんだ」

「たまにグループでメッセージ入れる事あるのでその時に話してくれ。」

「そうなんですね！　わかりました。」

「瑠璃さんは、プログラマーなんですが朝は基本起きてません完全なる夜型人間です。フリーランスしながら夜にこちらの作業をしてますね。」と説明すると

「個別にも用事ある時はメッセージ入れるといいですよ。個別にコンタクト出しといたらどうでしょうか？」と言い

「はい！　理々子さんもコンタクトさせて頂きますね」メンバー全員にコンタクトを送った。

　しばらくすると茜が「さっそくだけどラフ案を書いて見せてくれ。こないだ見せた資料に夢の思うキャラクター制作してみてくれないか」

「はい、資料を見てみるとメインキャラクターの２番目の子とサブキャラの３番目の子ですね」

「そうだね！　１番目の子はこないだ来た時にラフを書いてもらったのであれで一先ずいいよ。また変更があったら連絡する」

「またキャラクターのラフ案を書いたら添付してこちらに載せて置きますので見てください」

「ありがと！　楽しみに待ってる。」