第4話

サルトルは他者と対峙した時に、対自存在としてネトネトした得体の知れない無化作用によって我々を不安にさせる。


井筒俊彦『意識と本質』では、サルトルの意識の在りように比して禅的な全てをカオス化してそれを再統合する意識を取り上げている。


意識はどろどろとした自由に打ち勝つ術を持っている。そう考えると今の企業倫理はお堅い。常識を常識として捉えすぎている。ただこれを打ち崩すと方向性という意味でアノミーに陥る。これが社会のジレンマだ。本当はお堅い倫理をうちこわしてみたいがみんな怖くてそれができない。

良いことは良い、悪いことは悪いでいくしなかい、とみんなは考える。

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真・正義論 虚空蔵菩薩来 @birushma

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