シスターズ・ルーム

作者 機乃 遙

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★★ Very Good!!

 バンドものにまったく興味のない私でも楽しめました。こんな私でも知ってるバンド名曲名が多かったです。

 インパクトのある展開やキャラクターが登場するわけではありません。
 等身大の人間ドラマです。描写が丁寧で主人公の心情も細やかに綴られているので、寄り添いながら読み進めていけます。

 このしっくり感はまさしく文芸書を読んでいるかのよう。落ち着いて読書したと満足できる作品です。

★★★ Excellent!!!

ロックとセックスは似たもの、親しいものとはよく言ったものですが、まさしくこのシスターズ・ルームという作品もロックでありセックスです。
どちらの意味でも姉からの卒業というわけで。
ロックスターはどこかへ行って、あの制服がかかっていた、怪獣のぬいぐるみが転がってた、天井のシミが見下ろしてたお姉ちゃんの部屋は無い。撃ち出された砲弾は炸裂するのみ。
後にはその爪跡だけが残っているなんて、かっこいいじゃないですか!
とっても面白かったです。(書籍版読了)