エピローグ そして我が家に到着です


「彼女、お兄さんと和解したそうよ」

 お姉がそう告げると、ちー姉は「そう、良かった……」と小さく笑った。

 実は御使みつかいさんも重度のブラコンお兄ちゃん大好きで、つまり相思相愛イケナイカンケイだったとか。

「ちーちゃんゴメンね、あんな無理させちゃって」

 しかし、ちー姉はゆっくりと首を振る。

「姉さん達が無事なら……それで十分」

「でも」と、お姉の目に何かが溢れる。

 それを見て、ちー姉は静かに微笑んだ。

「なら今度、皆で鳳凰屋おおとりやの金時クレープ食べたい……」

「うん」と、お姉は満面の笑みでうなずいた。


 いつかを過ごせます様に。

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無限召喚のぶらり旅 さる☆たま @sarutama2003

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