自宅浪人中の夏木礼二の部屋に突然現れたのは、真っ白な服を着た少女。
彼女は、礼二に対し開口一番「食べ物を持ってこい」と所望された……。
そんな少女と礼二のやりとりを中心に話がすすむのですが……。
この少女。
実は雪虫の女王。
ある使命を背負ってこの世に誕生し、そしてその大役を果たそうとするのですが……。
礼二や女王は「何を選択」するのか。
そんなハラハラするシーンもあるかと思えば。
このお話の前作でもある『魔法使いと珈琲を』のご家族も登場し、ほんわかほっこりムードも漂う、緩急つけたストーリー展開。
冬が始まるこの時期。
ぜひぜひ、ご一読くださいませ。