#288 なんでこうなるんですか!?


"Malそれで, Xalija'dシャリヤの virlarteust esペアはどんな xale harmie奴なんだ?"

"Ers xale harmieどんな奴って......"


 レフィは首を傾げて答えに困っていた。確かに曖昧な質問だったのかもしれない。

 場所は変わって、二人は学園の図書館に居た。大聖堂のような建物の中に至るところに本が置かれている。手が届かないような高さにまで本があり、そういった本はウェールフープが使える図書館員が出し入れしているようだった。

 この話がシャリヤたちに聞かれれば、一体どうなるのかと危機感を感じるくらいには彼女は人気者になっていた。食堂から移動した理由はそれだ。狂乱化した群衆の恐ろしさはレトラで味わっている。もう十分だろう。

 レフィは人差し指を頬に付けて、話の切り出し口を探しているようだった。


"Lirsまあそうですねぇ, edixa mi senost私が彼について ny la lex聞いたことが mels si. Zuあるのは, si ysev larta ly彼が人を捨てるってことですね……."

"Harmie la lex esそれってどういうことだ?"

"Arえっと, edixa mi niv彼が人を lkurf iulo zuゴミ箱に入れ en si'st larta'itるってことを enal yseverle'ct言いたかったんじゃ. La lexなくてですね kantet movieso言いたかったのは敗者への nilirser軽蔑です."


 レフィは桃色のツインテールを左右に揺らしながら、そういった。ささやかな陽光がガラス窓を通して差し込んでいる。彼女の鮮やかな蒼色の瞳がゆっくりと思い出すように動いた。


"Edioll niliser敗者は常に veles ysevo彼に捨てられ si'st fal alsilてきたんですよ. Merまあ, Niv ers sejiedあれくらい…… xale la lexでないと…… felx cene niv…… derok melsウェールフープの paskeffesnejen……には雇われ werlfurpen xymizirませんからねえ."

"Zuつまり, Fi missもし俺達が molkka si奴に勝てば, si lern xalija奴はシャリヤから ler ja離れるんだな?"

"......"


 レフィはすぐには答えてくれなかった。窓の外に一瞬目をやったと思ったら、今度は近くの本棚に視線を向ける。ため息を挟んで、気味の悪い静寂がしばらく続いた。

 しばらくしてから、レフィはやっとこちらを向いてくれた。


"Merえっと, fi co nilirsもしあなたが fhasfa負けても, mi ysev私は切り捨て niv co jaたりはしませんよ, xatvasti先輩. Elenorfen niv ja……しないでくださいよ!"

"La lex es vynutそれは良いんだが......"


 バツの悪い雰囲気になったところで窓の外が暗くなってきた。雨が振りそうだと思った矢先に雨音が聞こえてくる。レフィは立ち上がって、空の様子を確認していた。


"Rielied mol ja雨ですね."

"Mi letix niv雨具なんて fenterieliedel持ってないぞ."


 レフィは首を傾げて不思議そうな顔をしていた。

 「傘」という単語が分からなかったから、"fente-rielied-el方法"で「雨具フェンテーイェリェデル」を表したが通じなかったのだろうか。


"Cene coウェールフープ werlfurpes felxが出来るなら fenxis letix……が雨具を fenterieliedel持ちますよ."

"Zuつまり, Cene mi lusウェールフープを werlfurp fua雨具として使うことが fenterieliedel出来るってことか?"

"Jaはい, jexi'ert……!"


 レフィはそういって俺の手を引いて、図書館の出口に向けて走り出した。他の生徒が騒々しい二人に忌々しげな視線を向けるのをよそに彼女は楽しげに出口まで走り出した。


"Lecu miss festel雨に詠唱を…… ciant'i rieliede'cしましょうよ!"

"Harmie esフェステルって «festel»何だ?"


 訊かれたレフィは答えずに片手を胸に合わせながら、雨が降る方へと歩き出した。そのままでは濡れてしまうと声をかけようとした瞬間、彼女は囁いた。


"Caflek……."


 言葉に反応して、雨はレフィの周りを避けるように歪曲して流れてゆく。レフィの周りに透明のドームが形成されたように見える。彼女は全く雨に濡れていなかった。

 ニコッと微笑んで、こちらに振り返る。どうやら、詠唱スャントを実践しろとのことらしい。


"Cene mi es俺にも xale la lex出来るのか?"

"Jaええ, ciant'i lkurf私みたいに xale mi mal詠唱してから cierjustel……をあなた zifoscur co'dの……に karxerle'c……します."

"Hmmふむ......"


 言葉が分からなくてはコツを教えてくれても良く分からないというものだ。いずれにせよ、ここで暮らしていくならウェールフープは必須だ。良くみると雨の中を歩く生徒は一人として傘を差している者が居ない。基礎的な技術なのだろう。


"Caflekサフレク!"


 レフィの期待の視線の中、彼女と同じ言葉を呟いて雨の中へと踏み出す。その一歩を踏み切った瞬間、雨はバケツを引っくり返したかのような豪雨と化した。


"Harmie la lexなんでこんなことに is fqaなるんですか!? Aj aj ajうわわわっ......!"


 レフィの上に張られていたはずの透明のドームから染み出すように雨が貫通してゆく。ずぶ濡れになった俺は至極アンニュイな顔で彼女がわたわたしている様子を眺めていた。


"Xatvasti先輩, lecu dosnud fgir'lあっちの方に……しましょうう!"

"Harmie esそれって――"

"Klie jetesonj……てください!"


 質問を遮られ、腕を引っ張られながら俺達は図書館の出入り口の方へと戻るのであった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る