#141 助動詞は最難関


"<cene>できる, <deliu>しなければならない, <selene>したい ad et esとかが kraftona……であることは. Co firlex分かっている la lexわよね?"

"Arあー, jaうん."


 シャリヤの問いに含まれる"kraftonaクラフトナ"は知らない単語だが、"cene"、"deliu"、"selene"が含まれるということと"ftona動詞"という単語に似ていることを鑑みると多分何らかの品詞の名前を指していると思われる。とりあえず"kraftona"は「助動詞」という名前を付けておこう。


"<eo lex> ol"eo lex"または <elx> pusnist"elx"は kraftona'd助動詞の krantiago……を止める."

"hmmうーん......"


 翠が唸っているのを見て、よく分からない様子を感じ取ったのか、シャリヤは例文をノートに書き始めた。


<Cene si zu perne座っている彼は lkurf lineparineリパライン語を話す.>


"Cene si perneこの文では fal fqa'd kante.彼は座れるし Mal, cene siリパライン語を lkurf lineparine話せる. Paでも, fi selene coもしあなたが lkurf <selene 彼は座 si perne.>りたい ad <cene lkurfリパライン語が lineparine>話せる fal panqa'dを一つの leiju……で, hame lkurfどうやっていうかしら?"


 多分"leiju"は「文」ということだろう。多分例文に書かれた文章のように関係節でsiを修飾して一文にして表現しろということだ。


"<Selene si zu perne cene lkurf lineparine>?"

"Nivいいえ."


 即座に否定されてしまった。そもそも助動詞を2つ以上使う文章を書いたことはないので違和感はあったが、何が間違っているのかよく分からなかった。


"<selene si zu perne ELX cene lkurf lineparine.> es julesnが正しいわ."

"hmmうーん...... firlex分かったよ."


 分かるような、分からないような気がするが、助動詞を文中で使う場合は"eo lexエオ レシュ"か"elxエルシュ"が必要であるということなのだろう。"elx"と言えば、インリニアにも指摘されるように言われたことがあった。"Mi firlex niv lkurferl co'st mal harmie selene co es......"と言った時だったのでこの解釈でいくと、接続詞で繋がっている文章に対しても"elx"は必要らしいし、最初の文または主文に助動詞がなくてその後に助動詞が足されるときにも必要らしい。というより、見えない助動詞†ゼロ助動詞†が文頭についていると考えたほうが統一的に説明できそうだ。シャリヤの最初の例文から"elx"が無いと助動詞は文章の最後まで係るということになり、"eo lex"はそれを区切る。"elx"は"eo lex"の省略形ということになり、動詞の前について助動詞をリセットし、"elx"と動詞の間に新しい助動詞を入れることも出来るということだ。


(確かに難しかったな……。)


 まとめると次のようになる。


【lex+動詞】zu+動詞の前置バージョン、日本語の連体形のようなもの

【la lex】文脈指示代名詞、前の文に出てきた内容を指す。

【eo lex】文中で助動詞を変えたい時に使う。なお、ゼロ助動詞が常に文頭にはついている。


"<mal eo lex> adit <pa eo lex>, <cun eo lex>, <zu eo lex>, <fi eo lex> is <melx> adit <pelx>, <celx>, <zelx>, <felx>."

"hmmふむ......"


 シャリヤは指を折りながら、そう言った。途中で言い詰まったのはいくらも種類があるからだろう。

 つまるところ、接続詞と"elx"は省略されることが多いということだ。さっきのインリニアに指摘された"mal"の後に置くのであれば"melx"になっていたということだ。


"alloアッロ arlefiagnoアーレフィアグノ inual-saイヌアルザ oiljasa'dオイリャーザ lineparineリパライン語 lgherルグハー esである zelkツェルク? alloアッロ husfaフスファ!"

"Arああ, salaruaおかえりなさい."


 乱暴に開くドアの音とともに玄関に現れたのはガルタであった。よく分からない言語を話しながら、ため息をついていた。怒り疲れて、うんざりしているような雰囲気を感じていた。


"Lirs, co lkurfあなたは…… penul lineparineリパライン語を話すんです jaはい?"

"Jaああ, jaそう, edixu mi es俺はシェルケン…… xelken falにおいて…… jexerrt pelxだが、もう edixa fanken……した. Paだが, cene niv als larta誰も母語を変え furnkie fagrigecioることは出来ない."


 シャリヤの質問にガルタは落ち着いた様子でちゃんとリパライン語で応答できていた。シャリヤもそれを聞いて疑問符を頭に浮かべたような顔をしているわけでもないので、お互いに意思疎通が取れているらしかった。


"Malそれじゃあ, lecu miss皆で食堂に tydiest fua行きま knloanoしょう?"

"Jaああ, ers julesn liestu時間も時間だしな."


 シャリヤが立ち上がって、言う言葉にガルタも賛同する。時間が過ぎるのは早くて、もう夕食の食堂が開いている時間になっている。今日は十分勉強した気がしていた。最終的にガルタがカリアホを起こして、四人で食堂に向かうことになったのであった。

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