#101 ファイクレオネ民族基礎


"Edixaアイルの人 ai'rerssたちは mol fal……に居た jexerrt. Paでも, no io……には mol niv居ない."


 フェリーサはアイル人の居場所を指したとき転々と指を地図上で動かしていった。ユエスレオネが一点なのに対して、どうやらアイル人は決まった地域に住んできたわけではないみたいだ。遊牧民なのかもしれないし、戦乱の中、国が持てなくて亡国を転々とする民族だったのかもしれない。


"No es harmieノって何?"

"Ersこの fqa'd liestuってことだよ."


 分からない単語の意味を訊くのも忘れない。フェリーサはしっかりと答えてくれた。

 "no"という単語は今まで何回か訊いてきたが、詳細的な意味は無視してきた。多分"fqa'd liestu"ということは「今」に当たる単語で間違いないだろう。つまり、アイル人は昔は転々とこの世界、ファイクレオネの各地に居たが、今はもう地上には居ないということになる。


"Xij cenesti八ヶ崎さん, Harmue君は co klie何処から来たの? Co'd relod君の家族は mol harmue今どこに fal no居るの? Ers takangタカンなの?"


 フェリーサはただ単なる小さな好奇心で訊いたことだったのだろう。しかし、今まで意識的に深く考えないようにしていたことが頭に再度浮かんでくる。この異世界に来る前の記憶が抜け落ちていること、ここに来た理由すらさっぱり覚えていないこと、それなのになぜか日本語を喋れるし、一般的な出来事や読んだラノベの内容などは覚えている。あと、今日のインド先輩の言語アドバイス!もよく覚えている。

 それでもなお、自分がどこの高校に通っていて、どういった家族構成で、こちらに来る前に何があったのかが何も思い出せないということはどう考えてもおかしい気がした。まるで何者かに記憶を操作されたようにすっかり思い出せないのだ。


"Mi firlex niv分からないんだ."


 素直に思ったことを呟く。フェリーサはもっと具体的な答えが返ってくると思っていたのか"joppえっと......"と言葉に詰まってしまった。というより、この答え方だと死んだみたいに聞こえるのだろうか。

 フェリーサのばつが悪そうな顔に訂正する必要性を感じた。


"Edixa mi家族は fenxe niv死んだわ baneartけじゃない...... mi tisodと思う. Cirla io本当に mi firlex何も niv als分からないんだ."

"Mi firlexなるほどね......"


 フェリーサは答えを聞いて、納得した様子になっていた。そして、少し悲しそうな顔をしながら自嘲気味に少し笑った。


"Edixa mi私の家族は fenxe baneart死んだんだよね."


 いきなりの打ち明けに目を逸らさずにはいられなかった。うすうす分かっていたことではあるが、それでも本人の口から自嘲気味に伝えられるととてもじゃないがひどく心が打ちのめされた気持ちになる。

 フェリーサ自身もこの話題を続けるのは辛そうだ。もっと聞きたいことは幾らでもある。最初であったときに体中真っ黒になってたのは何をやっていたのかとか、アイル語を教えてくれとか、もっと楽しいことが考えられるはずだ。きっと今よりは楽な気持ちで会話が出来るはずだ。

 この話題を続けるはやめようと、そう思った。


"Felircastiフェリーサ, lecu miss俺たちもっと lkurf違うことに mels etついて話さないか? Selene harmie何が良 co text?"


 フェリーサはため息を一つついた。そっぽを向いて、何か話題について考えている様子だったが、しばらくしてからアンニュイな表情でこちらを見てきた。


"mels iulo例えば君が xale coイェスカさん tydiest nivの教会に jeska'd行かないと lertasala'cいうこととかかい?"


 フェリーサは眉を顰め、忌々しそうにこちらを見てきた。一瞬でアンニュイの欠片も無くなる。紅い瞳がこちらを直視している。思わず生理的に身じろぎしてしまう。反感のオーラへの恐怖と知らないはずのことを知っているという不気味さに総毛立つ。

 何か言わなくては、動じなくては襲われそうな威圧感を感じた。


"なっ、Harmieなんで...... co quneそれを知っ fgirているんだ......?"

"Harmieなんでだって? Edixa co君が lkurfシャリヤに xalija'c言っていたのを fal nestil昨日. Mi私も senost聞いた fgirんだよ. Edixa co驚いた jusnukかな?"


 しまった――としか言いようがなかった。シャリヤとの会話を聞かれていたのだろう。確実にこちらに反感を持たれているのを見るとフェリーサもリパラオネ教徒として翠を敵視してしまっているのだろう。


"Mercねえ, Harmie coなんで私たちを celdin niv助けてくれない missのかな? Co celdinシャリヤは助けて xalija mal他の人間は助け celdin niv etないというの?"

"Mi lkurf何もそんな niv fhasfaことはいっ xale fgirてないだろ!"


 シャリヤの名前で自分の気持ちを遊ばれたような気がしてつい怒鳴ってしまった。怒鳴られたフェリーサは不機嫌そうに唸りながら、机を手で打つ。そのまま椅子から立ち上がって、座っている翠を見下す。威圧感でこちらも立ち上がろうにも立ち上がることが出来なかった。


"Amuama bwaulu situuma gukopamesa, dipaim fentexolerne異教徒 xiyu."


 意味がほとんど分からない言語――多分アイル語だろう――で言うだけ言ってフェリーサはそのまま立ち去ろうとした。怒気にポニーテールを揺らして、振り向かずにそのまま図書室を出ていきそうな雰囲気だったので、翠は不安を感じて席を立ち上がり呼び留めようとしたが、フェリーサはそこで一瞬足を止めた。


"Gecwounu, anaumo titatita bwaupau amuaga laupwaum botwu."


 フェリーサは言い残したことを悔いるように頭を振って図書館の中を走って出て行ってしまった。書庫を整理していたヒンゲンファールは前を走って横切られて、"harmie何だったの??"と疑問符を頭の上に三つほど浮かべている様子だった。


(俺も良く分からないんですよ。)


 今日は、なんだか疲れてしまった。家に帰って、昼寝でもして、今あったことは忘れようと思った。

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