仏教について(※個人の感想です)

 このスピ日記を読んでいる人は気付いていると思いますが、私は仏教に興味がありません。仏教についてほぼ言及していないでしょう? 

 取り上げている言うと、強いて言えばこちらの記事くらいのものです。


 お坊さんは文化財の管理人?

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883803992/episodes/1177354054886008766


 内容は、今のお寺の意義って文化財の保護をする事くらいと言う話です。檀家さんがいれば、お葬式関係のお仕事もありますけどね。後は特に思い浮かびません。


 日本は仏教国なんて言いますけど、どれだけの人が真剣に仏教に向き合っているのでしょうね。よく分かんないけど、付き合いでお寺の言う通りにしているって人が多いんじゃないかしら? 違うかしら?

 それもこれも江戸時代に始まった檀家制度のせいだと思うのです。アレのせいで仏教が形骸化して宗教ビジネス屋さんになってしまったのでしょう。私が嫌なのはこの葬式仏教の方です。


 仏教の教えって本来は哲学だったのですよ。根本仏教の流れをくむ本を私は持っていますけど、この本は好きなんです。『ファウスト博士の超人覚醒法』って言うんですけどね。タイトルからして仏教の本じゃないですけど。

 内容を一言で説明すると、感情の奴隷から抜け出す方法を書いている本です。そのノウハウが根本仏教と同じなのだとか。大事なのは自己観察なんですって。


 ファウスト博士の超人覚醒法の紹介

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881345870/episodes/1177354054882997346


 スピ系の動画でも仏教ベースのものは私は多く知りません。仏教も哲学的な部分は深いし、極めるには労力と知識が必要なようで奥深いみたいです。いつか心が向いたらそちらも見ていければいいのですが、今は興味を持てないんですよね。

 それもみんな葬式仏教のせいだ。日本仏教はあのイメージが強すぎるんだ。


 戒名とか、〇〇忌とか、お墓とか、仏壇とか、お経とか。日本のよくある仏教の儀式の全てが胡散臭く感じるんです、私。お葬式でよく聞くお経ですけど、あれを死者に向けて唱えても何の意味もありません。ただのお坊さんの自己満足です。

 お経は仏教の教えを語っているので、本来は生きている仏教信者に向けて唱えるものです。フィクションでは死者にお経を唱えると成仏しますが、アレが通用するのは物語の中だけの話ですよ。元敬虔な仏教徒の悪霊なら効くかもですが。戒名だって死者にとっては無意味なものです。


 お葬式も儀式ですからね。残された人々の気持ちに区切りがついたらいいんです。おいくら万円を払わないと成仏しませんよと言われて払っていますけど、その根拠がお寺の都合なんでねえ。基準はあってないようなもの。大体、そう言う儀式を事をする必要は本来ないんです。

 昔からそうやっているからと慣例で同じ事をしているだけです。故人を偲んで語りかける。それだけで亡くなった人は喜んでくれます。別に仏壇がないといけないと言う訳ではありません。ないがしろにしたら悲しむかも知れませんけど、お金をかければ喜ぶと言うものではないんです。喜ぶのはお坊さんですな。


 大体、死んだら成仏と表現するのも本来は違うでしょう。成仏って、言わば覚醒した人って意味なのですから。死んだだけで覚醒なんてしません。魂が靈界に行く事を成仏と言っているだけ。まぁ他に適切な言葉がなかったのでしょうね。

 日本仏教は仏教が日本に来て日本人の気質に合ったものに変わっています。本来の仏教とはすっかり別物になっています。まぁ日本に来るまでにもそれぞれの国で変わってきてはいるのですけど。


 今の事例で言えば、マナー講師が新しいマナーを作るみたいなもの。元々の教えを考察して『僕が解釈した新しい仏教』が次々に生まれていって、今の仏教の諸派があります。その中の素敵な部分は取り入れたりはしても、全てを鵜呑みにする必要はどこにもありません。

 でもまぁ、私も単に好き嫌いで判断しているだけですからね。仏教が好きな人は好きでいいと思います。ただ、好きな人でもおかしいなと思ったらその気持ちの方を大事にして欲しいな。

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