何かしらの物語が流行る理由
私は以前、創作者こそシャーマンだよ的な記事を書きました。
現代のシャーマン達
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883803992/episodes/1177354054889816495
今回はそれの続き的な意味の内容となります。
AKIRAの舞台が2020年の東京オリンピックを控えた東京が舞台だったり、エヴァの舞台が荒廃した未来の予言じみた世界観だったり、君の名は。の隕石落下と、その未来変更と言う内容。これらの作品は何故ヒットしたのでしょう。
創作者が見えない世界からの情報をキャッチして作品を作るように、物語がヒットするのも、ヒット法則だけでは計算しきれない、何らかの真実が隠されているのかも知れません。
結論を先に書いちゃうと、それは自分の中にある潜在意識的な正解と合致したからじゃないのかなと思うのですよね。求めていたものがそこにあったからではないかなと。
今でも星の数ほど物語は生み出されていますけど、ヒットするのはごく一部です。例え大ヒット作を出した人でも、それ以降の作品が必ずしもヒットする訳ではありません。勿論出す作品全てヒットさせる天才的な人もいますけど。
どうして作品がヒットするのか、それは物語と言う形にして、潜在意識に届くテーマが表層意識を突き動かしたからと言う部分も大きいかと思うのです。
そうして、人が物語を求めるのは、今必要なものを物語と言う形式で受け取るため、精神的な成長をするためでもあるのではないかと。
言わば、足りない栄養を体が欲しがるのと同じ理屈です。人がその時に一番欲しい食べ物はその人に一番足りていないものだって説がありますよね。物質的な栄養が食べ物、料理なら、精神的な栄養が物語に相当する気がするんです。
勿論、物語にはストレス発散や快楽的な需要を満たす部分もあるでしょう。ただ、それだけの作品は心に残りません。ハリウッドの大作映画を観ても、ただ消費されるだけのものはすぐに記憶から消え去るでしょう。そう言う経験、皆さんにもあると思います。
最近の映画のヒットはリピーターによって作られますよね。何度も同じ映画を観るという事は、それが飽きないと言う事であり、何らかの学びがあると言う事になります。深く読み取ろうと思うからこそ、何度も足を運ぶ訳です。ジャンクフード的な映画は、一回観たらもういいやってなりますよね。少なくとも私はそうです。
そうして、示唆に富んだ作品と言うのは深いテーマ性があり、そのテーマに共感する事で、確実に人をステップアップさせてくれます。普通に話をしても届かない人でも、物語にする事で受け入れる事が出来たりもします。
それを利用して、見えない存在が何を伝えたい時に創作者にインスピレーションで伝え、それを私達が受け取っていると言う構図になっているのだとか。
そうした、ある種の霊的メッセージが世界中で楽しまれている。例えば、好きなアニメの布教と言うのは、そう言う意味で本当に布教にもなっているのかも知れません。
つまり、創作物から伝わるメッセージはただの娯楽で終わるものではなく、見えない世界からの警告である場合も多いらしいのです。
だからこそ、物語をただ消費するだけで終わるのではなく、何かを学べたなら、それを実生活にも活かすべきなのでしょうね。
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