お経について

 今回も仏教関係の話題となります。私は何故か仏教にあまり惹かれないのですけど、それは葬式仏教と化した今の『ビジネス』仏教に違和感を感じるからなのかも知れません。

 今回はそんな仏教のお経についての話になります。 


 今回も元ネタは神人靈媒日記の内容からです。


 〜読経の必要性とは?〜


 人が亡くなったらお経をあげてもらう事が常識とされている現代日本ですが、本当に必要なものなのでしょうか?


 日本の仏教界では、お経をあげるにはふたつの意味があると説いています。


 ひとつは、故人の供養のために。

 ひとつは、生きている人を励ますために。


 故人の供養の為

 仏教思想では輪廻転生が説かれ、故人は再び生まれ変わるものと考えます。そして、亡くなったばかりの人は幼い子供と同じであると考え、魂にたくさんの栄養を与える必要があると教えます。それが、供養(栄養を供える意味)となります。

 ですから、読経は故人にとっては供養になると言う教えです。


 生きている人を励ます為

 釈迦の教えを分り易く僧侶が代弁して、悲しみから導くためともされています。



 ここで、故人との対話より得た、読経を聞いた時の感想をお伝えさせて頂きます。

(:お経を読んでもらってみてどうだったか?)


 ・読み手の雑念が入ってきた

 ・気持ちが悪くなった

 ・何も意味が分からない

 ・有り難い気持ちにはならなかった

 ・何も状況は改善されず変わらない

 ・読んでもらう意味が分からない

 ・私はもうお経は要らない……


 ――と言う答えだったのだそうです。


 皆様はお経の意味を理解されていますか?


 お経は有り難いものと本当に思われていますか? 音楽としてのヒーリング効果は立証されておりますが、漢語+サンスクリット語の日本語読みの読経に対しては、『意味が分からない言葉を聞いても、やはり意味が分からない』が、多くの人の答えではないでしょうか?

 それは、故人もまったく同様なのだそうです。


 しかし、日本の仏教界は故人のために正しい供養が必要であると説きます。供養しなければ地獄に居続ける事になるか、人間として生まれ変われないか、未浄化靈のまま彷徨い続ける事になると……。

 そのために読経しなければならないと反強制的に言われ、従わなければ檀家としての務めを果たしていない不義理な遺族と見なされます。


 これが、この国で公認化している『 洗脳 』です。



 ◆日本の仏教徒として必ずしなければならないとされている事。(※宗派によって異なります)各読経を行う事が必要とされている儀式です。毎回の御礼として御布施(3万円〜)+交通費+食事代が掛かります。以下は、故人1名に対してですので、両親ともなれば、2回ずつしなければなりません。支出も2倍金額が必要となります。子供が1人であれば、負担はかなり大きくなりますよね……。


 ◇納棺式

 ◇火葬式

 ◇納骨式

 ◇通夜

 ◇告別式

 ◇法要

 ・初七日(7日)

 ・二七日(14日)

 ・三七日(21日)

 ・四七日(28日)

 ・五七日(35日)

 ・六七日(42日)

 ・七七日(49日)

 ◇開眼供養(位牌と仏壇の魂入れ)

 ◇御盆(毎年)

 ◇御彼岸(毎春秋)

 ◇大晦日(毎年)

 ◇年忌法要

 ・一周忌

 ・三回忌

 ・七回忌

 ・十三回忌

 ・十七回忌

 ・二十三回忌

 ・二十七回忌

 ・三十三回忌

 ・三十七回忌

 ・四十三回忌

 ・四十七回忌

 ・五十回忌

 ・百回忌


 あなたは全て正しく行いますか? それとも中途半端に行いますか? もしくはまったく行いませんか?


(引用ここまで)



 私が以前親類の葬儀に出た時に感じた事ですが、故人に向かって読経している時に感じたのは、今から仏教霊界に導くからちゃんと従えよと言う脅迫めいたイメージでした。

 故人が本当に望んでいるならいいのですけど、何か違和感を覚えたのです。


 生前にお経について学ばなかった人が、死んだからと言って突然お経が有り難くなるはずもありません。フィクションでは悪霊にお経が効果があるような演出をしますが、実際はただの儀式儀礼でしかないと思います。

 ま、私も霊感がある訳じゃないので本当のところは分かりませんけどね。


 今、多くの家で仏教行事を疑いなく受け入れているのは、そう言うものだからと言うものがあるからなのでしょう。今までやってきたのだから、やらないと周りがうるさいとかね。時代も変わってそう言う流される人が減り始め、今お寺はピンチを迎えている所も多いのだとか。

 そろそろお坊さん達も自分がしている仕事に真剣に向き合った方がいいのかもですね。

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