先生カッケー!
作者からの返信
今回もコメント有難うございます。
>先生カッケー!
この人、ちょくちょく美味しい処をかっさらって行くんですよね。
なのでせめてもの抵抗として、むさいとかオヤジとか中年とか足音が下品とか色々な言葉で罵倒してあげています。
それでもまあ、傑物だし根本的な性格は悪くないしという事で、こらからもしょうもない面と格好いい面を交互に見せることになると思います。
なお、見かけによらず照れ屋です。「やりたいように……」という捨て台詞で消えたのはそんな理由もあります。
この話に出て来る大人は一部を除けば性格的にはいい奴が多いです。ただ出番が多いというか準レギュラーは田奈先生とあともう1人だけです。そのもう1人は登場回数が少ない上に微妙に性格悪目な面ばかり描写される毒女様(ただし同性パートナーあり)……あ、その話はまだ出てないか。
今回も本当にコメント有難うございます。
もし宜しければ、今後共このお話にお付き合いいただけると大変に嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
編集済
登場人物たちの、“疲れた~っ!” という声が聞こえてきそうですw
ひとまずは『お疲れ様でした!』、ですね。
どれほど普段が穏やかな学校生活の場でも、「聟島」は自衛隊も常時見守る
魔法特区であること。
それが平和国家の建前を持つ日本にあるという微妙さもまた、
事件の要素になったのでしょうか。
海外の特区では、もっとずっと陰湿で血生臭さいように風遊美さんたちの話にも
出ていたかと思いますが、各国間の安全保障を揺るがす『魔法』の存在は、
それまでの軍事上の基本合意やパワーバランスを変えてしまうから、
魔法を持つ人間の確保を“軍事力”とイコールに考える勢力としては
かなりの無理をしてでも手に入れようとする…。その挙句だったと。
詩織ちゃんの存在が、やるせないですね。
どんなに不愉快でも否定できない真実の渦中で、
田奈先生の「したいようにしているだけ」は、大人の面目躍如に
なってくれたでしょうか。
修くんたちが、この先『世界』に失望と諦念を抱かずにいてくれる理由の
ひとつくらいには、数えてくれるんじゃないかと思い、また願います。
今後も作中に登場しない裏方の人々にも、“お疲れ様でした” が、
どうか伝わりますように(*´∀`*)!
来たる新章を、楽しみに待っております♪
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
>ひとまずは『お疲れ様でした!』、ですね。
>来たる新章を……
じつはこの章、あと1話残っています。
まあ確かに事案は終わったので、お疲れ様でしたと言っていいのですけれどね。
残り1話は”日常が戻りましたよ”という話ですから。
>日本にあるという微妙さもまた、事件の要素……
実際そうなのでしょうね。
でもこの物語世界の中では、世界にいくつかある特区の中で日本の特区は最高に上手くいっている場所なのです。
と言うか、EUの特区、北米の特区の失敗を踏まえて”最良の可能性”として色々企画されて作られた場所なので。
日本単独なので国家間の意見相違の影響を受けず、一神教による思想的弊害も無く宗教的に寛容。遠方の離島として隔離されている。予算面でも実績があがっているので文句は言われない……
他の特区から来た人が多いのも、妙なメタ宗教の信者が多いのも実は色々な意味で必然だったりします。それだけ皆様苦労しているし思う所もきっとあるのですよ、多分。
北米特区もアメリカとカナダの意見の相違やアメリカ国内のキリスト教系保守主義者等の影響等で予算面でも扱い面でも日本特区ほど上手くいっていません。
中華人民共和国が中心になって作った広州条約の特区なんて完全に国家の研究所扱いですし、インドの特区計画も予算と国民の意識とで設立できていない。アラブ諸国の特区は原理主義的テロ集団によって設立前に崩壊……というのがこの物語世界での状況です。
そういう意味でも”世界は悲しみに満ちている”のでしょうね。
ただ希望はきっとあるのだろうと思います。それが形になって広がるにはきっと時間はかかると思いますが。
>田奈先生の……
このおっさんはどうも色々美味しい処を持っていく癖がありまして……確かに色々実績もあるし動いてもいるんですけどね。
ただこの特区を作った第1世代の人なので、この場所への思い入れは強いです。この特区の存在こそが”希望”の種だと本気で思っています。青臭いと思いつつもこの特区を理想郷に近づけようと本気で思っているし、その為に良き先達たらんとしてもいる訳です。
まあ、修君からは身近すぎてしょうもない面も色々見えてしまっているのですけれどね。この後も詩織ちゃんと共にこっそりとおいたをしている描写がそこここに出てくる予定です。
>裏方の人々にも……
彼らの努力のおかげで”日常”の”あたりまえ”が成り立っている部分が多いと私は思うのです。それは物語世界の中だけでなく、現実世界の方もそうだと私は思っています。
この後夏の間はお話はのんびりムードで進行する予定です。そして戦闘こそありませんが、晩秋には再びらしくない修君が登場する予定です。
本当にいつもコメント有難うございます。
宜しければ今後共是非是非よろしくお願い致します。
ただ無理はしないで下さいね。
義務みたいに思われたら逆に申し訳ないですから。
実際、頑張って書いてもコメントどころか反応1つ無い、PVも全然増えないなんて実によくある事なのですよ。そしてそれに耐えるのもきっと書き手の義務です。
まあ、だからこそコメントなんて来た日には頭の中がお祭り状態盆と正月持って来いになるのですけれどね。
では、また……
思わせぶりなお話(前振り)が長かったわりには、解決編は割とあっさりな印象でした。抗争の内容よりも、修くんたちの心の動きが重要ということですかね。
詩織ちゃんの鬱展開を回避したために、尺のバランスが崩れてしまったということもあるのでしょうか。
実戦で練習通りしっかり敵を撃退する修くんもなかなか優秀だと思いますが、美味しい所は田奈先生が持っていく訳ですね(#^.^#)
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>奈津季さんの話によると
→奈津希
作者からの返信
>→奈津希
訂正しました。
>解決編は割とあっさり
これでいいんです。魔法が使えても現代日本で学生が出来る事は限られます。だから長津田君から見た物語としては現実的にはここまでかなと。
(実は後始末編がずっと後に(長津田君には状況がよくわからないまま)あったりもするのですけれど)
お読み&コメントいただき、本当にありがとうございました。