1.2
退屈だ。
かれこれ2時間半は
「オ嬢、来マシタヨ。」
Maydayの報告を聞き、やっと来たか・・・と腰を上げ、バタバタと騒がしいヘリへと近づく。
「あら、コプターじゃない。」
「『
「ヘリばっかり運転してるからじゃない。あと、ドローンって呼ぶ方が
「まったく、
それが私よ、とヘリに乗り込む。やっと休めると思うと自然と肩が軽くなった気がした。
今回の敵は特に面倒だったな、と改めて思い返す。あんな入り組んだ土地で、しかも
ヘリに乗っている間、Maydayには
Maydayすらそんな状態ということは、つまり私もそれぐらいかそれ以上の状態ということだ。要するに眠い。
ウトウトとして、眠りにつこうと首の力を抜き、頭をぶら下げようとした時、コプターの口が開いた。
「そういえば
『SAMURAI』、何処かで聞いたことがある。『KATANA』とかいう刃物を振り回して戦う兵士だったか。
確かに、今回の
そんな小規模なら勝手に消滅するだろうに、何故私達に直接殺させようとしたのだろう。
それ程のものがあったのだろうか。
「ねぇコプター、そいつらに関して何か変な噂とか聞いたことない?」
「変な噂・・・?うーーむ。あぁ、やつら、近頃無駄に周辺の勢力に喧嘩を売ってたと聞いたことがあったような・・・。しかし
駄目元で聞いてみるのも、案外当たるものだなと自分に関心する。
「いいのいいの、気にしないでコプター。私もう寝るから。」
「
私が眠りに着く頃には、ヘリはもうすぐ基地に着く頃だった。
〈 Mayday 〉 徹乃掟 @tt_829
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