第7話

「おかえり〜✨

鍵。アンタ忘れてったでしょ〜✨

ホラ✨❤️」


ガチャリと、灰色の古いアパートの扉が開くと、、


そこには、チャリチャリと音をさせながら、俺の握りこぶし大ほどの。大きな黒猫のぬいぐるみの付いたキーホルダーと、小さな部屋の鍵らしきモノが、揺れていた。


揺れる鍵をつまんでいたのは、赤いネイルの指だった。


「て、、。

アーラァ?✨

、、お友だちかなぁ???✨

初めまして???✨❤️」


細身のお姉さんは、長いまつげを瞬かせ、

唇は、プルプルの赤い口紅が印象的な、

グラピアモデルの様な、端正な顔立ちで、スタイルの良いお姉さんだった。


トンデモなく、古ぼけたアパートの扉の向こう側に、こんな華のあるタイプのお姉さんがいるなんて、、。


俺は、とても面食らっていたのだった、、。


※※※


「子猫ちゃん✨

この方は、、お客さん⁇」


玄関から、普通に、

ただいま〜✨❤️と、

黒いツインテールを揺らして、玄関で靴を脱ぐ転校生にお色気お姉さんは、聞いた、、、


ちょっと例えがふるいが、、

そうとしか、その時の俺には例えようが、、💦


なぜなら、、。

白い。何の変哲のない飾りのない白いシャツから、、

黒い下着が、バッチリ透けてるわ、、


綺麗な白いシャツの裾を入れている、

黒い細身のズボンは、ピッタリと綺麗なラインを浮かび上がらせていたのだ。


、、、ヤバい、、ヤバい!✨💦

これを、、

お色気と言わずに、何といえば良いのか、、💦

俺は大混乱していたのだった💦


「クラスの子なの✨

帰り道が分からないから、無理言って、、

送ってもらっちゃったの💦


だからね〜?先生〜✨

、、、何か、おやつ出して〜✨❤️」


転校生は、お色気お姉さんを

先生と呼び、白いブラウスの裾をグイグイと引っ張っている💦


ああ!💦

そんな事をしたら、、

スハダが見えてしまうゾ!?💦



俺はチラチラと、危うい2人のやりとりを静かにみていたのでした、、💦


そして、ふと気づく違和感、、。


〜ん⁇💦子猫、、ちゃん⁇💦

今。このお姉さん。

転校生の事を、子猫ちゃん。言わなかったか‼︎⁇💦


ん⁇💦

転校生、、お姉さんの事を、、

先生って言わなかったか?💦



俺は、目の前の出来事に、ついて行けずに、、

どんな関係で、このアパートに越してきてんだよ⁉︎💦と、、


心の中の突っ込みを入れまくっていた💦


、、、、、



「ありがとうね〜✨

うちの子猫ちゃんがお世話になったわ〜✨


送ってくれて、、本当。

助かったわ✨


アナタがいなかったら。

この子。今頃、まだ学校よ〜💦」

本当にありがとうね✨❤️



小さな丸いちゃぶ台に、お茶と菓子を運ぶと、先生と転校生が呼ぶお姉さんが、

俺にお礼を改めて言う。


お茶は、よくある透明なグラスに麦茶。

お菓子は、何処かの洋菓子屋のクッキーだろうか⁇

砂糖で化粧した、ぷっくりした丸いクッキーが白い皿のうえに並んでいる、、



お姉さんは。

ウェーブのかかった黒い髪を、

片方の肩からおろしていた。


それより何やり、、

俺が1番困ったのは、、


、、白いシャツから、黒いブラのレースが薄っすらと見える事だった、、!!!💦


、、しかも、、、

胸の大きな膨らみは、ヤバく、、、

ウッカリすると目が釘付けになりそうだ、、💦


ヤバ、、目のやり場が💦無い!💦


それになのた、、。


、、先生💦

、、ブラウスのボタン‼︎💦

なんで、三こも開けてるのですか⁉︎💦


思わず、心の中の声が丁寧になってしまう俺💦



俺は慌てて、そっぽを向きながら、

いえいえ💦と、、力なく答え下を向いて

首を振ったのだった、、💦



何か言わないと、、気をそらさないと、、

ちょっと。青少年には、、耐えられないお姉さんの姿だったので、、💦




しかし、、、と。俺は思う。


あのお姉さんと、

クッキーを笑顔で頬張る転校生。


並んで座り。こちらを見ているのだが、、、


あまりの容姿の違いに。

姉妹、、違う💦

従姉妹、、??


おばさんと、姪とか⁇


などど、、あれこれ考えたが、、、


結局。

転校生が先生と呼ぶので、、

本当に先生なのかも。と、言うことに落ち着く💦


先生、、、💦

この容姿で、、先生、、、💦

青少年には危険すぎる容姿だ💦


、、何の先生なのだろうか、、?


ちゃぶ台の向こうでは、

ニコニコと笑顔の二人を前に、、


俺は、ぬるくなりつつあるお茶を

一気飲みするのだった💦

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