私からすると書籍化なんて、とても届かないような、夢の話ですが、この短編にも関わらず、簡潔に、そして、イメージがしやすい内容。そして、出版社側と作者様のやり取りがとてもリアルに描かれていて、短い話ではありますが、とても濃い書物でした。
大変なんだろうなぁとは思ってはいたけども、ここまで大変とは。面倒くさがりな自分がこんな事になったら心が折れるかも。大変参考になりました。
大変だなぁというのが率直な感想です。作家の苦労はもちろんですが、担当編集を初め、読者の目には見えない多くの人が絡んでようやく完成するのでしょう。そう思うと本屋でスルーしてしまう一冊一冊がとても尊く上等なものに見えてきます。