3歳児も足がツルんでしょうか?

 足が痺れたり、つったり。


 大人でもけっこう辛いですけど、こういうことって子どもにもありますよね?

 それって何歳くらいからあるんだろう?


 昨晩、お布団の上でアムゴローと「ウォー◯ーを探せ」に興じていたんですよ。


 その時彼はいわゆる「お姉さん座り」をしてまして。


 紅白ストライプの青年を楽しく探していたわけなんですけどね、まさに「突然」ですよ……


 ギャーーーー


 っと泣き出して。


「足が痛いぃぃぃぃぃ!」


 と悲鳴をあげたわけです。


 ホント突然だったから私もびっくりして。


 口が達者になったとはいえ、パニックに陥った3歳児は、自分の現状をうまく説明できないわけですよ。


 痛みはしばらくしてだいぶ良くなったみたいなんですけど、そこから一歩も動けなくなりましてね……。


「僕、ここでもうずっと動けないんだ。あ、でもここでこのまま寝ればいいじゃん! ママ、次の絵本持ってきて」


 と、まるでヨシタケシンスケさんの絵本「もうぬげない」の男の子みたいになっちゃったわけですよ。


 まぁ、それはいい。

 気も紛れるだろうと思い、一緒に絵本を楽しみましたわ。


「ぐりとぐら」「かずと数字の電車辞典」「パンダ銭湯」「きんぎょが逃げた」などなど。


 そしたらですね……ついに恐ろしいことが起こったのですよ。


「ママ……僕、おしっこしたいかも」


 なぁにぃぃぃぃぃぃ!?


「じゃあアムゴロー君、トイレに……」


「やだっ! 痛い!!!!」


「!? じゃあせめて防水シーツをお尻の下に……」


「ギャーーーー!! ママ触らないで痛いぃぃぃぃぃ!!」


 抱き上げてトイレに連れて行こうとするも絶叫しながら拒否。


 お尻を上げて防水シーツを敷こうとするも、それすら足が痛い、と。


 マジで!?


 あああああこのままでは、我が家のお布団がぁぁぉぁぁぁあ!!


 そこで、母氏ひらめきました。


「アムゴロー、じゃあここにおしっこしてくれ!」


 取り出したるはペットボトル……。そう、のように使おうと思ったわけです。


 ちゃーーーーーーーーーー


 無事にペットボトルの中に黄金色の液体がおさまり、


「わー! 黄色い〜!!」


 とアムゴローも喜び(なんでやねん」)


 我が家の布団はなんとか守られたわけでした……。


 ところでその後なんですけど。


 本当にそこからお姉さん座りのまま一歩も動けず……。


 やむをえず私が彼の背もたれになり、二人で変な格好で寝ましたとさ(涙)


 しかし、あの痛みはなんだったのか??


 朝起きたらケロッとしていたので、多分足がつったり痺れたりしたんだと思うんですけど……。


 たしかにこむら返りの痛みが突然襲ってきて、それが人生初めてのことだったら……びっくりしちゃうよね。


 子どもって大変だなぁと、改めて思ったできごとでありました。

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