【0歳】退院前の凄惨な……

 本日は新生児時代のエピソードであります。

 というより大人の事情の方の話がメインであります。


 出産後、OPPAIを飲ませるのに苦戦する母氏。

 退院が迫っても、その状況は変わらなかった。


 退院してもやっていけるのだろうか、と不安は母氏の前に聳え立つ。


 しばらく実家にいる予定だったので、それは心強かった。実母にミルクや哺乳瓶を追加で準備しておいてもらい、いざ退院。


 の前に出産・入院費用の精算なのだが、まぁ、凄惨な精算だった。


 めっちゃ高い、マジで。

 出産手当金からはみ出た部分が……は、ん、ぱ、な、い!


 というのも、明らかに金のかかる出産・入院だったのだ。


 1、出産が深夜帯だったため、深夜料金がついた

 2、大晦日、三ヶ日、土日を含んだ入院期間だったため、休日料金大量発生

 3、大部屋が満床だったため、個室利用


 以上。

 出産手当金がおおよそ40万ほどだったと思うが、さらに諭吉くんが20人以上我が手元から羽ばたいていった。

 悲しい。


 こうして軽い財布とともに、アムゴローを抱き上げて、母氏は病院を後にしたのでありました。


 しかしその翌日の晩、新たな試練が母氏を襲うことになるとは、その時誰も気づいていなかったのです。




 ※注意:入院料金のシステムは産院によって異なります。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る