陽澄すずめ様
ここまでほぼサイレントで拝読してまいりました(完結済みの御作に途中でコメントをするのは作者様に返信の労をかけてしまい、迷惑になるのでは? という思いがあり)が、敢えてコメント失礼いたしますm(__)m
毎回感動するのですが、特に今回もキッカの心理描写が圧巻でした。
これがまた、陽澄すずめ様の筆力の別次元たる所以です。これでもかと余すことなく抉り出されるキッカの女心とぎりぎりの矜持。そして、迎え討つ(!?)ソウマの漢気。男と女である前に、ふたりは対等の同士であり、ソルジャー。彼らの対峙は、まるで刀剣の柄に手をかけた一触即発の状態にも似た緊張感がありました。しかし、何も起こらずにすれ違う瞬間に、それぞれの剣が閃光を放ちながらキンと摩擦を起こして掠め過ぎ行くような……何とも言い難い余韻に深い感銘を受けました。
すみませんm(__)m 他の作家さんたちのように上手いこと的確に表現ができません(;´∀`)💦
とにかく、陽澄すずめ様の御作が超面白くて、文体や描写が超素敵で超好きだと言いたかったのです!(^^)!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
なんというお気遣い……! 完結済み過去作であっても、自分で読み返す機会になったりするので、コメントは大歓迎ですよ! とても嬉しいです(*´-`)
この回、キッカにとってものすごくターニングポイントですね。
それまで何があっても強く突き進んでいたのに、心が折れかかってしまった……この状況において、唯一対等に接することのできる相手がソウマでした。
>男と女である前に、ふたりは対等の同士であり、ソルジャー。
二人の関係を的確に汲み取ってくださって、すごく嬉しいです!その後の文章カッコ良すぎる……(*´◒`*)
面白い、超好きと言っていただけて、大変光栄です!
物語はここから最終局面へと進んでいきます。結末まで見届けていただけると幸いです(*´-`)
これまでのおさらいと衝撃的な新事実、それからキッカさんの内面を探っていく章でしたね♬
そのまま流されなかったキッカさんもグッド!だし、あえて断られるようなやり方をしつつ、キッカさんが自力で立ち直れるような流れを作ってくれたソウマさんもグッド!です。安易にベッドインする展開は好きじゃないのでホッとしました~。
ソウマさん、「金に困ってバイト感覚で応募してみました」みたいな超簡単な身の上話でしたが^^実はキッカさん以上に色々色々修羅場をくぐってそうな感じがします。
キッカさんにはユナちゃんという妹成分注入の方が元気出るかもしれませんね^^
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この物語の中で、ターニングポイントとなる章でした。
拗らせた女 vs 拗らせた男。
二人とも素直じゃないので、向かい合うとこうなります。
ソウマはキッカのためではなく、単に変な嫉妬心や偏執からつい挑発的な言動をしてしまったんですが、結果オーライでした 笑
>バイト感覚
それなんてコード・オリヅル……!笑
ソウマの性格上、こうした任務はキッカより向いてると思います。
キッカは誰か守る対象がいた方が強く自分を保っていられるタイプですね!
編集済
こんばんは。
おお。ソウマさん、違う意味でヘタレなかった。
諸に男の論理って感じですが、暴力が通用する世界だとそれが正しくなってしまうんですよね。
キッカさんがそれを心の底から承知していたなら違ったのでしょうけど、そうではなかった。
だから自分を再認識することになった。
ソウマさんの言い方を借りるなら、
「再認識させてもらった」
なのか、
「再認識させられた」
なのかという相違はありますが。
まあ自我を強く持てないと、生きていることすら難しい業界です。きっと前者なのでしょう。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
これまでツンデレ面が目立っていたソウマですが、言ってることはいつもだいたい正論というか、迷いなく自分の姿勢を取っている人でないとできない言動ばかりでした。こういう仕事にめっぽう強い精神性。
でも、キッカは全くそうじゃないんですよね。迫ったのも含めて、嫌ならはっきり断れ、と。
……と同時に、いつもはツンツンして素っ気ないキッカを思いきり撹乱したいS心もあったはず。たぶん彼も結構ギリギリでした。
何にせよ、キッカに対してこんな風に言い放てるのはソウマだけですね。
誰かに頼りたい時だってありますよね……
けどキッカはそれをずっと止めて生きてきたんですもんね……己には己自身がいるってことを強く実感出来たキッカも偉すぎる……
自分を信じるってきっとこういうことなんでしょうね……
作者からの返信
コメントありがとうございます!
逃亡劇の道中は何があっても折れなかったキッカでしたが、いろんな事実を知ってついに限界が来ました。
だけどここで膝をついたら、二度と立ち上がれなくなるかも。
ズタボロになった後の自分の底力を引き出せるのは自分だけですね。