なぜ /異世界転生 /多い
で検索したらGoogleのトップになり、たまたま読みました。
それで気がついたのは
「等身大の主人公が異世界で活躍するほうが、異世界の主人公に自分を投影するより楽だし感情移入しやすいのではないか?」
というのが私なりの答えです。
『転生』というパワーワードは便利でして、我々のようなおっさんが転生して
異世界にいけば、そのおっさん脳のまま若い主人公で活躍できます(させられます)
つまり、
作家の視点から言えば、精神年齢を考えて主人公を作る必要がないし、
読者の立場なら、中身が自分と同じ年齢なら夢中になりやすい。
極端なことを言えば
「作家たちの勉強不足、読書不足で、自分より若いキャラを書けない」人が増えているのかもしれません。
少子化で若い子に接する機会も減りましたし
(かなり反感買いそうですが、実際、若い人とおっさんとでは見える視野や世界が違います)
ながながと書いてしまいしまた。
検索の答えは見つかったような気がします
作者からの返信
コメントありがとうございます!
カクヨム記事がグーグル検索に出ていたとは。
おっしゃる通り、書きやすい、というのは大きな理由でしょうね。管理人も書いたことがありますが、現代ものよりも書きやすかったりします。
他の理由としては、読者の高年齢化もありそうです。
読者にとっても読みやすく、作者にも書きやすい、というのが一つの理由だと思われます。
異世界流行現象については、なかなか興味深いテーマだと思います。
拝読しました!
異世界ファンタジーではないけれど、そういう理由でリライフ? 作られたのではと思ってます! 薬はファンタジーですけどね。くくりはSFなんでしょうけどね。
異世界転移も人気ですが転生は現代人の感覚で見た異世界を見せることができ、読む方も書く方も説明にイメージがわきやすいことですね。
転生となれば子供時代から行ける場所が増えてきますので異世界の社会常識や世界観を無駄なく広げていくことができる利点があります。
導入がしやすいのが転生かなと。転移はいきなりきた異世界の説明をいかに小出しで無理なく出すかに技量が求められるのかなと。
作者からの返信
>読む方も書く方も説明にイメージがわきやすい
一度書いてみて、ほんとうにそう思いました。
なんて書きやすいんだろう、と。
メートルとか時間単位とか比喩とか、自由に使えますからね。
書き手にも読み手にもメリット大。
実によく出来た設定です。
そう考えると、流行るのも当然か、と思いました。
編集済
異世界転生やらチート無双物が流行る理由。やはり、現実逃避したいという願望と世の中に対する抑圧からの解放があるのではと分析します。無双で俺ツヨーで斜め読みしたい人もいるとか。
ラノベのメインターゲットである今時の若者も将来や人生に見切りをつけているのかもしれません。就職してもブラックだったら嫌だし、彼女できないし、そもそも働きたくない。自殺者3万人の国ですからね。皆、将来に希望を持てない。そういったネガティブ発想を無くす為に異世界転生無双が流行るのかなと個人的には思います。だとすると悲しい話ですが。
このブームはいつまで続くのかわかりませんが、新たなジャンルが流行るまでは当分続くのでしょうね。
ダンバイン懐かしい……。スパロボでよく使ってます。ビルバインに乗り換えてからもオーラ斬り無双をよくしてました第四次スパロボPS版とか特に(笑)
作者からの返信
>抑圧からの解放
なんだかんだで、社会の風圧が強いですからねぇ。
しかも若い世代はネットで大人世界の現実を知ってしまう、ということもあるでしょう。
難しい時代になったものです。
>このブームはいつまで続くのか
終わる、といわれて何年も経っていますが、そんな気配はないようですね。どうなるのでしょうか。
ダンバインって、設定が今でも通用しそうなところがすごいですねぇ。
やっぱり流行るものって「自分もこうなれるかも!」って妄想できるのが流行りますよね。
私が学生の頃はスラムダンクやテニスの王子様に憧れて、バスケ部とテニス部の人数が凄かったです。けいおんが流行った時もバンドを初めるオタクが多かったですね。
異世界転生の流行もジャンルは違えどそれに近いと思います。
ただ、スラムダンクやテニスの王子様はバスケやテニスを実際にする事で現実にぶち当たり妄想を完結(大人になる事が)できますが、異世界転生には妄想のリミットがありません。いつまでも「あぁ、早く異世界転生したいなぁ」っていつまでも妄想し続ける事ができる一種の安心感があるから流行ったのかなぁって思います。妄想に浸るという事は現実逃避。みかん星人さんのおっしゃる事と一緒ですね。
妄想から覚めても、現実世界はネット小説流行時代の中で、「妄想の文章化で自分も作家になれるかも!」と更に妄想してしまうのはトラップですよね……
作者からの返信
>異世界転生には妄想のリミットがない
これはたしかにそうですね。
異世界転生系にはそれほど思い入れはないのですが、上手く出来た舞台設定だと感心することもよくあります。
そういえば、自分もキャプテン翼にあこがれて、という時期があったことを思い出しました。
端的にMMORPGとソシャゲ世代の感覚なのかなぁ〜、と思ってます。
「異」世界と言う割に時代設定やフォーマットが決まりきっている感が凄いですよね……。
その辺の流行の間、仕事が忙しくて遊べてなかった僕らの世代にはキャッチアップ不能なゾーンな気がしています……。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
世代間の感性の違いってありそうですね。
若い人の中には、異世界ものが標準、という感覚があったりするかもしれません。
ともあれ、異世界ブームは、なかなかに興味深い現象です。
ニーズが明確につかめたら、それこそ、人気作家への道がひらけそうではあります。