40代の自分探し

自分探しというと、ネットでは、えてして否定的に捉えられる。

だが、管理人は絶賛自分探しの最中である。


年をとるごとに混迷は深まるばかりだ。

焦燥が追い打ちをかける。




なぜ40歳になってラノベ作家を目指そうと思ったのか、改めて考えてみた。

理由はいくつもある。


例えば「モノ作りがしたい」とか「自分のプロダクトを売りたい」という理由。

だいたいこんな経路で、作家という道にたどりつく。


商売するなら、本当にいいものを売りたい

本当にいいものとはなんぞや

自分のつくったものだ

では自分になにが作れるか?

小説が書けるのではないか?

では小説を書こう




こういう「モノ作りがしたい」的な動機も確かにある。

でも、どこか表面的な理由だ。




結局、自分は何をすべきか、という「使命」が見つからなかったんだと思う。


自分探しというのは、自分が何者であるか、と言う内向きのものと、自分にはどんな「使命」があるのか、という外向きのものがあると思う。


前者のような哲学的な問いにはさほど関心はないのだが、自分にはどんな「使命」があるのか、ということは、今でもよく考える。


才能があろうとなかろうと、人生何もしないでいるわけにはいかない。




まあ、自分は何をすべきかが仮に分かったとしても、実際やれるかどうか分からない。

もし、福島原発へ行って作業をするのが自分の使命だ、と分かったとしても、なかなかできるものではない。




では、「自分は何をすべきか」の代わりに、「自分は何をしたいのか」としたらどうか。

自分は何をライフワークにしたいのか?


実を言うと、40を過ぎても、よくわからない。

仕方なく、消去法的に考えて、作家になってみるか、と思ったわけだが、なかなか結果がでないものだから、やっぱりお絵かきのほうがよかったか? いっそのこと新興宗教でも立ち上げるべきだったか? とかウジウジといつまでも悩む。




ただ、作家にも、ラノベ作家から純文学の作家まで色々と方向性がある。

売れ行きから見れば、ラノベ作家やweb作家が良さそうだが、本当に自分に向いているのか。


童話作家の方がいいのではないか?

いっそのこと詩人になるべきか?

人気ブロガーのほうが先々の展開があるのではないか?




・・・こうして、40代の自分探しは続くのだった。

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