萌え絵の表紙の文庫を、一般人が口コミで広めるわけがない~とあるように、ライトノベルというジャンルを書く時点で一般向け小説とは違います。なので、ターゲット層は必然的に10~30代程度のオタ層がお客さんだと思います。
また、女性はラノベを読まない傾向が強い。どっちかというと手軽に読めるマンガに走りやすい。ラノベの男女比率も圧倒的に男が上。なので女性ユーザーの事は考えずに書いたほうがいいかも。女性の集中力は男性よりも強いですが、趣味に関しては熱しやすく冷めやすい性格ですし、まあ、萌え絵のラノベを買うのは抵抗があるかもしれない。アニメイトでも女の子はラノベコーナーよりもマンガコーナーで友達とキャイキャイ騒いでいるのが日常風景です。
ジャンプは確かに女性読者も取り込もうとしており、露骨なのが「テニスの王子様」ですね。けど、女性人気が無くても「ToLOVEるダークネス」や「ゆらぎ荘の幽奈さん」のように圧倒的に男性人気があれば支持されています。
さて、んじゃオタの10~20代でアニメやマンガに慣れ親しんだ人たちとはどういう人達でしょうか。家に最初からプレステがあって、鬱系の話は苦手で、オンラインゲームが当たり前。携帯ゲームよりもアプリに熱中している世代が多いと思われます(知り合いの20代はだいたいこんな感じが多かった)
オッサンが熱くなる部分は我々ならわかるはず。それを踏まえつつ、彼らに届く話を書いていくのがいいかもしれません。男性って何十万年経って文明がどれだけ進化しても根っこの部分はさほど変わらないと思います。震災の影響でグロ系やホラー系は未だに不人気な傾向だと思うので、原点回帰で「熱血友情」+「異世界」とかウケるかもしれません。
あくまで俺の考察なので、何かの参考になれば嬉しく思います。
長文失礼しました。
作者からの返信
たしかに、萌え絵の表紙にするって時点で、オタク向けですよね。
しかし、ゼロ年代のラノベ黄金期を過ぎて、どうもラノベレーベルも、一般読者の獲得にシフトしているような印象もあるのです。
なにしろ、ラノベ新人賞経由の出版がジリ貧状態のようでして。
その分、「なろう」が伸びていますが。
そこで、一般層向けのアプローチが重要なのでは、と考えていたところです。
>オタの10~20代
なるほど。デジタル機器を使いこなしているタイプですね。
自分らの頃よりさらにデジタルシフトが加速しているような感じでしょうか。
「なろう」の支持層も、こういうタイプが一定層いるのでしょうね。
「最近ゲームばっかだから、たまには小説っぽいのも読んでみよう」という流れで「なろう」に行き着く、みたいなシーンをイメージしました。
このあたりの層が「けもフレ」のようなゆるいものが好みだったりするのも、なんとなくイメージできます。
ともあれ、参考になるお話ありがとうございます。
拝読しました!
難易度が高いってことは、挑戦者の数が限られるってことでしょ? 競争率が低い方法。
急がば回れ、ですよ~~。