涙の数だけなんて

私たちは悲しいことがなくても生きていける

だから本当は悲しいことなんて、いらないはずだ

それでもあるのは必要だからかもしれない。


私たちは悲しいことで前を進める

だから悲しいだけではないと思う

悲しみの数だけ前進できる回数が増える

そう思えば、悲しいこともたまにはいいんじゃないのか

なんて不謹慎ながら思ってしまう。


でもやっぱり、悲しいことが大きすぎると

人は壊れて、殻にこもってしまう。

亀の甲羅よりも、熊の洞穴よりも

深くて、硬い甲羅の中に引きこもってしまう


だから悲しいことはやっぱり良くない気がしちゃって

それでも起こっちゃって。


私たちはなぜ悲しいなんて思ってしまうのか?


前に進む方法なんて、たくさんあるのに

悲しみで進もうなんて、阿保だね。

私たちは何のために悲しくなるのだろうか


そう考えだすと、また悲しくなっちゃう。

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