人柄の悪しきがために詩文さへ顧みられぬときぞ悔しき

【読み】

 ひとがらのあしきがためにしぶんさへかへりみられぬときぞくやしき


【大意】

 わたしの人柄が悪いためにわたしの物した詩文まで一顧だにされない時は忸怩たる思いがすることである。


【附記】

 実社会で人当たりのいい人が快く受け入れられるだろうことは想像に難くない。インターネット空間の片隅の小説投稿サイトでもそうした傾向があると見える。投稿サイトでくらい作品によってのみ評価されたいと思わぬでもないが、それは机上の空論と言うべきだろう。サイバー空間も社会の縮図であり、ましてここはSNSにも擬せられるカクヨムである。それ以前の問題として、作者の人柄が作品に反映されないことはほぼ全くあり得そうにない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る