童にはあらざる身さへ時間とのおひかけつこに日が暮れてゆく

【読み】

 わらべにはあらざるみさへじかんとのおひかけつこにひがくれてゆく


【大意】

 子どもではないこの身さえ、時間とのおいかけっこで日が暮れてゆくことである。


【附記】

「おひかけつこ」は、意味的には「おひかけつこ」と同じである。「で」を用いると散文的になりそうであるから多用はしたくない。歌は(「てには」とも。助詞や助動詞の類)と言われることを肝に命じたいと思う。


 俳句をよくつくるためか、切れ字に相当するもののないこのような歌が邪道に思われてくる。


 なお、各句の末の母音がすべて異なる、具合いのよい仕様になっている。

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