遠くまで来ると思ふぬばたまの夜に浮かびたつ街を望めば

【読み】

 とほくまできたるとおもふぬばたまのよにうかびたつまちをのぞめば


【語釈】

 ぬばたまの――「闇」「夜」等にかかる枕詞。


【大意】

 夜の闇に浮かびたつ街を眺望すると、つくづく遠くまでやってきたものだと思われることである。


【附記】

 夜景を見て人間の来しかたを回顧している。山上に夜景を望むときは、酒酔いにも似た高揚感をおぼえそうなものである。

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