見たままが詩になるならばそのひとの眼はビードロの細工なるらむ

【読み】

 みたままがしになるならばそのひとのめはビードロのさいくなるらむ


【大意】

 目にしたものが何の造作もなくそのまま詩になることがあるとすれば、そのひとの眼はガラス細工でできているのであろう。


【附記】

 原石が磨かねば光らぬように、詩文も推敲を経てはじめてひとの閲覧にたえるものになるだろう。

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