第2話
「ああああああああああぁぁぁ……!!!!!」
王女、アーシュグリファは自室で叫んでいる。
「王女さま!どうなさったのですか!」
絶叫を聞いた侍女、アーファがすぐさま彼女の部屋に入ってきた。
「あぁッ!もう私は嫌っ!耐えられないっ!……決めた。私、もう、王女をやめる。アーファ、貴女ももう辞めていいのよ。貴女は、小さい頃から…最後まで私のそばにいてくれたね。ありがとう」
「何をおっしゃっているのですか!わたくしは、貴女様が全てなのです!…アーシュグリファ様、王女をやめるのであれば次は何になるつもりですか?」
「……。村人。どこか遠い村人に…」
「女王様がお許しになると思いますか?外見を気にする彼女が…」
「分からないわ。でも、やってみないと…」
「ふふ…。貴女様は、そういう人でしたね…」
神になった者 神楽日和 @KAGUNATSU
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。神になった者の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます