あぢさゐや琵琶弾き語る寺の声
【読み】
あぢさゐやびはひきがたるてらのこゑ
【季語】
あぢさゐ(夏)
【大意】
あじさいの咲くあたりに、琵琶の弾き語りをする声が寺院から聞こえてくることである。
【附記】
懲りもせずまたあじさいの句をつくってしまった。平家物語冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」などが頭にあったかもしれない。
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